BIS事務総長「ステーブルコインは大規模決済手段として信頼性欠く」
Uk Jin
期間別予測トレンドレポート



国際決済銀行(BIS)は、ステーブルコインを大規模な決済手段として活用するには限界があるとして、代替策にトークン化預金を挙げた。
8月29日にコインテレグラフが伝えた。パブロ・エルナンデス・デ・コスBIS事務総長は「ステーブルコインは大規模に利用できる決済手段として信頼性に欠ける」としたうえで、「トークン化預金は既存の通貨システムの基盤を維持しながら、トークン化の利点を活用できるより直接的な方法だ」と語った。
コス事務総長は、ステーブルコインが政府の資金調達コストを引き下げる可能性は認めた。ただ、銀行預金がステーブルコインに大規模に移れば、銀行の資金調達コストが上がると指摘した。その結果、家計や企業の貸出金利の上昇につながるおそれがあると警戒感を示した。
ステーブルコインのプラットフォーム間で相互運用性が限られている点も課題に挙げた。資金洗浄対策(AML)規制を一貫して適用しにくい点も問題視した。コス事務総長は「米国外でドル連動型ステーブルコインの利用が広がれば、各国の通貨主権を損ない、国内の金融政策の効果を弱める可能性がある」と警告した。
Uk Jin
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