韓国の国民年金、上半期運用収益率27%で過去最高 韓国株は107%
期間別予測トレンドレポート


6月末の運用収益率は27.22%
KOSPI下落で評価額に下押し圧力

韓国の国民年金公団は2026年上半期、27%を超える運用収益率を上げた。半年で2025年通年の過去最高収益率を上回った。ただ、6月末以降はKOSPIが大幅に調整しており、基金の評価額は再び減少した可能性がある。
国民年金基金運用本部は8月28日、6月末時点の基金全体の運用収益率が暫定で27.22%になったと発表した。半期ベースでは過去最高の水準だ。2025年の通年収益率18.82%は基金設立後の最高記録だったが、2026年はわずか6カ月でこれを超えた。
運用成績をけん引したのは韓国株だった。上半期の韓国株収益率は107.37%に達した。人工知能(AI)投資の拡大を背景に半導体株が上昇し、相場全体を押し上げた。海外株もハイテク株高を追い風に、17.81%の収益率を確保した。
基金資産の評価額は6月末時点で1865兆ウォン(約214兆5000億円)となり、2025年末の1458兆ウォン(約167兆7000億円)から407兆ウォン(約46兆8000億円)増えた。韓国株の評価額は263兆ウォン(約30兆2000億円)から543兆ウォン(約62兆4000億円)へと2倍超に膨らんだ。基金全体に占める比率も29.1%に高まった。海外株の評価額は661兆ウォン(約76兆円)だった。
国内債券は市場金利の上昇に伴う債券価格の下落で、収益率がマイナス3%だった。一方、海外債券はウォン安による外貨換算効果などが寄与し、9.22%の収益率を上げた。オルタナティブ投資も9.6%と堅調だった。
もっとも、6月末以降は状況が変わった。KOSPIは6月30日の8476.48から8月27日には6912.37まで下落し、下落率は約18.5%に達した。6月末時点で国民年金資産の29.1%を韓国株が占めていたため、株式市場の調整は基金評価額にも相当の下押し圧力として働いたとみられる。
ミン・ギョンジン記者 min@hankyung.com
Korea Economic Daily
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