リップル・プライム、「デルタ・ワン」開始 株式取引市場に参入
JOON HYOUNG LEE
概要
- リップル・プライムは、機関投資家向けのトータル・リターン・スワップ(TRS)取引サービスデルタ・ワンを開始し、株式取引市場に参入すると明らかにした。
- デルタ・ワンは、米国市場に上場する株式、株価指数、暗号資産などを原資産とし、ヘッジファンド、マーケットメーカー、ETF発行会社を主な顧客層とする。
- リップル・プライムは年初に米当局からデルタ・ワン事業に必要な承認を取得し、7月にサービスを正式に始めた。これにより、株式関連の機能と顧客基盤を広げられるとしている。
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XRPを発行するリップルが株式取引市場に本格参入する。暗号資産の枠を超え、伝統金融(TradFi)分野へ事業領域を広げる動きだ。
ブルームバーグによると、リップルのプライムブローカレッジ子会社リップル・プライムのノエル・キンメル社長は8月27日、自社の「デルタ・ワン」サービスが株式市場参入の第一歩になると明らかにした。
デルタ・ワンの中核は、米国市場に上場する株式や株価指数、暗号資産を原資産とするトータル・リターン・スワップ(TRS)の取引サービスを機関投資家向けに提供することにある。主な顧客はヘッジファンドやマーケットメーカー、上場投資信託(ETF)発行会社だ。
TRSは、投資家が原資産を直接保有しなくても、その価格変動に連動したリターンを得られるデリバティブである。デルタ・ワンは、原資産価格が1%動けば商品の価値もほぼ同じ幅で動くよう設計した。
キンメル社長は、デルタ・ワンについて「リップルの株式関連の機能を拡充するうえで重要な段階だ」と述べたうえで、「新規顧客の獲得と同時に、既存顧客がリップル・プライムを通じて利用するサービスの範囲も広げられる」と強調した。
リップル・プライムは年初に、デルタ・ワン事業に必要な承認を米当局から取得した。サービスは7月に正式に始まったことが分かった。
JOON HYOUNG LEE
gilson@bloomingbit.ioCrypto Journalist based in Seoul