中国YMTC、27年末にもNAND世界首位へ サムスン・SK超え目標
期間別予測トレンドレポート


中国のメモリー半導体大手、長江存儲科技(YMTC)が、早ければ2027年末までにNAND型フラッシュメモリーで世界首位を目指す目標を掲げたことが分かった。サムスン電子とSKハイニックスを抜き、首位に立つ構えだ。
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が8月26日に報じた。YMTCは最近、投資家向けの新規株式公開(IPO)準備会議で、2027年末にも世界のNAND市場で首位を獲得する計画を示した。前週に上海証券取引所へ提出した投資説明書では、330億元(約46億ドル、約7320億円)を調達し、生産設備の改良や研究開発に投じる方針を明らかにした。NANDフラッシュは電源がなくてもデータを保存できるメモリーで、スマートフォンやタブレット端末などに使われる。FTは、中国メーカーが積層構造や工程最適化を巡る技術格差を急速に縮めていると分析した。

市場調査会社トレンドフォースによると、YMTCは2026年1〜3月期の世界NANDメーカーでサムスン電子、SKハイニックスに次ぐ3位だった。中国企業では首位に立った。トレンドフォースは、2025年に710億ドル(約11兆3000億円)だった世界NAND市場が、2026年には3000億ドル(約47兆8000億円)超に拡大し、2030年には4900億ドル(約78兆円)に達するとの見通しを示した。
足元の業績も急拡大している。IPO投資説明書によると、2026年1〜3月期の売上高は470億元(約66億ドル、約1兆500億円)、純利益は330億元(約46億ドル、約7320億円)だった。1〜3月期の純利益だけで、2025年通期の純利益の2倍を上回った。
YMTCは、別の中国メモリー企業である長鑫存儲技術(CXMT)が上場に成功した後、IPOの推進を加速させた。DRAMを主力とするCXMTは2026年、アジア最大規模の90億ドル(約1兆4300億円)を調達した。現在の企業価値は5800億ドル(約92兆4000億円)で、中国で最も企業価値の高い上場企業になった。YMTCとCXMTは、中国政府の補助金と世界水準の電子産業サプライチェーンを活用し、それぞれNANDとDRAMの市場シェア拡大を進めている。
キム・ジュワン記者 kjwan@hankyung.com
Korea Economic Daily
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