ビットコイン、8万ドル近辺で高値もみ合い 上昇持続へ現物需要がカギ
期間別予測トレンドレポート



ビットコイン(BTC)が8万ドル近辺で高値圏のもみ合いに入るなか、足元の上昇基調が続くには、ショートポジションの清算に続いて現物の買い需要が下支えする必要があるとの分析が出た。
香港のデジタル資産分析会社ビットファイリサーチは8月25日公表のリポートで、ビットコインは従来のボックス圏を上抜けた後、8万ドル近辺で一進一退の値動きが続いていると分析した。安値圏から急速に反発した後も、前回高値近辺で明確に崩れず横ばいを保っており、強気相場の初期にみられる特徴の一部を示していると指摘した。
ただ、直近の上昇を新たな上昇トレンドと断定するのはなお早いとみている。最近の上昇ラリーの相当部分は、継続的な現物買いというよりショートポジションの強制清算が主導したためだ。今後の焦点は、現物需要が上昇の勢いを引き継げるかどうかにあるとした。
直近では、米国のビットコイン現物上場投資信託(ETF)に約19億2000万ドル(約3060億円)が純流入した。ビットファイリサーチは、今後の主要指標として、ETFへの資金流入の持続、機関投資家の買い継続、コインベース・プレミアムの再度のプラス転換を挙げた。
テクニカル面では、短期的な過熱の可能性にも言及した。ビットコインの14日相対力指数(RSI)は約78まで上昇したという。短期の上値抵抗線は7万8500〜8万2000ドル、下値支持線は7万2400〜7万3500ドルと示した。
今後1カ月は、米国の暗号資産規制やマクロ経済の日程も相場の変動要因になるとみている。クラリティ法の手続き上の採決、米証券取引委員会(SEC)による暗号資産規制の枠組みに関する意見募集、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)、個人消費支出(PCE)物価指数、雇用指標などが市場の方向性に影響する可能性があると説明した。
ビットファイリサーチは、当面の試金石は現物需要がショートカバーに代わって市場の主な上昇原動力になれるかどうかだと強調した。機関投資家の参加、規制面の進展、資金移動がそろって続けば、今回の動きは単なるショートスクイーズを超え、新たな市場サイクルの始まりになる可能性があると付け加えた。
Minseung Kang
minriver@bloomingbit.ioBlockchain journalist | Writer of Trade Now & Altcoin Now, must-read content for investors.