韓国富裕層、ネイバー・カカオ売却 サムスン電子・SKハイニックス買い増し
概要
- 富裕層の国内株式ポートフォリオで、ネイバー、カカオの比重が低下し、サムスン電子、SKハイニックスの比重が高まった。
- 預かり資産10億ウォン(約1億1500万円)・30億ウォン(約3億4500万円)以上の口座のいずれでも、富裕層の資金はインターネット・プラットフォーム株から半導体と大型製造株へ移った。
- 年代別では、20代・30代はSKハイニックス、40代以上はサムスン電子とサムスン電子優先株を選好する傾向が表れた。
期間別予測トレンドレポート



韓国の富裕層の国内株式ポートフォリオで、ネイバーとカカオの比重が低下する一方、サムスン電子とSKハイニックスの比重が高まったことが分かった。韓国株式市場で人工知能(AI)向け半導体株の上昇が続くなか、預かり資産10億ウォン(約1億1500万円)以上の投資家の口座も半導体中心に組み替わった。
8月25日にキウム証券が預かり資産10億ウォン(約1億1500万円)以上と30億ウォン(約3億4500万円)以上の富裕層の投資状況を分析した結果、SKハイニックスが富裕層の保有上位銘柄で2位に浮上した。
預かり資産10億ウォン以上の顧客の保有上位銘柄は、2025年7月時点でサムスン電子、ネイバー、SKハイニックス、カカオ、斗山エナビリティの順だった。2026年7月はサムスン電子、SKハイニックス、現代自動車、斗山エナビリティ、ネイバーに入れ替わった。
サムスン電子は首位を維持した。一方、ネイバーは2位から5位に後退し、カカオは上位5位圏外に押し出された。SKハイニックスはネイバーを抜いて2位に上がった。富裕層の資金がインターネット・プラットフォーム株から半導体と大型製造株に移った格好だ。
預かり資産30億ウォン以上の顧客でも傾向は同じだった。2025年7月はサムスン電子、ネイバー、カカオ、SKハイニックス、斗山エナビリティの順で保有比率が高かった。2026年7月はサムスン電子、SKハイニックス、現代自動車、斗山エナビリティ、サムスン電機に変わった。
30億ウォン以上の資産家の口座でもネイバーとカカオは上位圏から外れ、SKハイニックス、現代自動車、サムスン電機が入った。半導体市況の回復とAI需要への期待が富裕層の投資判断に反映された。
年代別では違いもみられた。20代以下と30代の富裕層はSKハイニックスを最も多く保有した。SKハイニックスは2025年7月時点では20代以下の富裕層の保有上位5銘柄に入っていなかったが、2026年は首位に上がった。
40代以上ではサムスン電子が首位を守った。若い富裕層は成長期待の大きいSKハイニックスにより比重を置く一方、中高年層は市場代表銘柄としての性格と安定性を備えたサムスン電子を選好したとみられる。
サムスン電子の優先株も目立った。20代を除き、30代から60代以上まで大半の年代で保有上位4〜5位に入った。サムスン電子の配当妙味が意識され、優先株への関心が高まったためだ。
一方、2025年に上位だったアルテオジェン、ロッテケミカル、カカオ、POSCOホールディングスなどは、2026年は順位圏から外れた。成長株や二次電池・化学株の一部が後退し、半導体、自動車、電子部品などの大型株がその座を占めた。
キウム証券の関係者は「最近の富裕層の投資行動を見ると、20代・30代では成長期待の高い銘柄への選好が目立つ半面、40代以上では市場代表性と安定性を備えた銘柄への関心が続いている」と語った。
イ・ソンニョル 韓経ドットコム記者 yisr0203@hankyung.com
Korea Economic Daily
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