「韓国の迎撃ミサイルを受け取りウクライナへ配備」 ペンス氏、米韓関係修復の反転カード示す
概要
- ペンス前副大統領は、韓国のミサイル迎撃システムを米国に提供してウクライナに配備すれば、米国の防空ミサイル在庫不足を解消できるとの考えを示した。
- 同氏は、ロシアの弾道ミサイル攻撃拡大を受け、ウクライナがパトリオットやサード(THAAD)のような迎撃システムの不足で脆弱になっていると伝えた。
- ポリティコは、韓国がミサイル支援に乗り出せば、イラン支援問題で悪化した米韓関係を修復し、米国との強固な関係再構築を始められるとの含みがあると報じた。
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マイク・ペンス米前副大統領は、ロシアの弾道ミサイル攻撃への対抗策として、韓国がミサイル迎撃システムを米国に提供し、米国経由でウクライナに活用できると提案した。米国は防空ミサイルの在庫不足を補え、韓国はイラン支援を巡ってやや悪化した米韓関係の修復につなげられるとの考えだ。
ウクライナのキーウを訪れたペンス氏は8月23日にCNNに出演し、「ボロディミル・ゼレンスキー大統領と会い、防空網の不足問題を話し合った」と明らかにした。ロシアのウクライナ侵攻後、ウクライナ軍は前線でロシア軍との膠着状態をつくり、無人機戦の革新によってロシア本土を攻撃し、黒海の船舶も撃沈したと評価した。「ウクライナは戦争に勝っている」というのが同氏の見立てだ。

一方、足元ではロシアが弾道ミサイル攻撃を増やしており、ウクライナはパトリオットやサード(THAAD)のような迎撃システムの不足で脆弱になっていると指摘した。ペンス氏は「冬が近づくにつれ、ウクライナは深刻な脆弱性に直面する」と語った。イラン情勢を受けて米国の防空ミサイル在庫が不足し、ウクライナに十分な迎撃ミサイルを供給できていない現状に警鐘を鳴らした。
さらにペンス氏は、ゼレンスキー大統領が米国に対し「パトリオット在庫の5%だけでも提供されれば、それだけで冬を越すには十分だと考えている」と求めたと紹介した。そのうえで「米国のほかの同盟国にも機会があるかもしれない。韓国は非常に高度な迎撃能力を保有しており、今週はゼレンスキー大統領と韓国の間で数回のやり取りがあった」と付け加えた。
これは、ゼレンスキー大統領が最近、韓国に防空網の支援を要請したことを指すとみられる。ペンス氏は「李在明大統領がさらに一歩踏み込み、米国が中東やウクライナ、あるいは欧州の同盟国に配備できるよう、こうした迎撃ミサイルを提供する機会になり得る」と強調した。ポリティコは、トランプ大統領が最近、李大統領がイラン支援を拒否したと公に明らかにし、米韓合同軍事演習の大幅縮小を指示したうえ、北朝鮮の金正恩国務委員長との会談の可能性にも言及したことで、米韓関係が大きく冷え込んだと報じた。そのうえで、ペンス氏の発言には、韓国がミサイル支援に踏み切れば米国との強固な関係再構築を始められるとの含みがあると伝えた。
キム・ドンヒョン記者 3code@hankyung.com
Korea Economic Daily
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