トランプ氏「米国債市場介入はベッセント財務長官の独自判断」
Doohyun Hwang
概要
- スコット・ベッセント財務長官は、米国債市場介入に絡む国債買い入れ(バイバック)の拡大が独自判断だったと明らかにした。
- ベッセント長官は、米政府の国債買い入れ規模を予想の2倍に増やし、追加拡大の可能性にも言及したと伝えた。
- 市場では、米国債利回り、財政赤字、インフレへの懸念が根強く、国債買い入れの拡大だけでは利回り上昇を抑えるには力不足との指摘が出ている。
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ドナルド・トランプ米大統領は、スコット・ベッセント財務長官が最近打ち出した米国債市場への介入策について、自らは指示していないと明らかにした。
ロイター通信が8月21日に伝えた。トランプ氏は記者団に対し、ベッセント長官に国債市場への介入を指示したのかと問われ、「全く違う」と否定した。そのうえで「彼は非常に有能な人物だ。自分の判断でやったことで、その分野にも非常にたけている」と語った。
ベッセント長官はこれに先立つ8月19日、米政府の国債買い入れ(バイバック)規模を予想の2倍に増やすと発表した。8月20日には、買い入れ規模を追加で拡大する可能性にも触れた。米政府の債務拡大に加え、米連邦準備理事会(FRB)の目標である2%を上回るインフレ懸念を背景に長期国債利回りが急騰しており、市場の動揺を抑える狙いがあったとみられる。
ただ、ベッセント長官の発表後に低下していた米国債利回りは、8月21日に上昇へ転じ、下げ幅の大半を埋めた。市場では、米政府の財政赤字の累積と物価圧力が続くなか、財務省による国債買い入れ拡大だけでは利回り上昇に歯止めをかけるのは難しいとの見方が出ている。
Doohyun Hwang
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