キーチェーン、メインネット始動後に提携拡大 オンチェーン外為網を拡張
期間別予測トレンドレポート



オンチェーン外国為替(FX)インフラを手がけるキーチェーン(KiiChain)が、メインネット始動後に取引基盤の拡大とグローバル提携の拡充を急いでいる。
キーチェーンが8月21日に明らかにしたところによると、プラットフォームの累計取引額は6億ドル(約953億円)を超えた。月平均の取引成長率は約10%で、全取引量の約90%を法人顧客が占める。8月14日のメインネット始動後は、既存の法人需要をオンチェーン外国為替インフラにつなぐことに力を入れている。
利用基盤も広がっている。利用者は35万人超、法人顧客は200社超を確保した。署名済みのトークン化契約ベースでみた実物資産(RWA)のパイプラインは、額面価値で54億ドル(約8580億円)に上る。ただ、これらはまだオンチェーンで発行されていない契約段階の資産だ。
こうした取引需要を背景に、決済・金融・オンチェーンインフラ企業との協力関係も広げている。流通分野では計9件の提携を結び、一部の提携先を通じて実際の決済や取引も進んでいる。
コロンビアの決済フィンテック、スペクター(Spectre)はキーチェーンを通じ、1日あたり約200万ドル(約3億1800万円)の取引を処理している。米証券取引委員会(SEC)登録の投資顧問会社イン・オン・キャピタル(In On Capital)は、パナマで6万カ所の加盟店の導入を進めている。
1Money Networkとステーブル(Stable)は、キーチェーンを外国為替インフラとして活用している。ジグチェーン(ZigChain)、ヌーン・キャピタル(Noon Capital)、オービットアーン(OrbitEarn)はキーチェーンと連携し、利用者にRWAや利回り型の金融商品を提供している。
提携の拡大は、対応地域と通貨の広がりにもつながっている。現在はコロンビア・ペソ、ブラジル・レアル、メキシコ・ペソの3つの通貨回廊を、現地で認可を受けた事業者と運営している。ハイパーレーン(Hyperlane)、ユニオン(Union)、rhino.fi、ローム・プロトコル(Rome Protocol)、ユークリッド・プロトコル(Euclid Protocol)などとも連携し、100を超えるブロックチェーン生態系に接続している。
今後は対応サービスと通貨を順次増やす計画だ。10月に利回り型ボールトを投入し、11月には米ドル・アルゼンチンペソの通貨回廊と米国のバーチャル口座サービスを始める予定。その後は日本円、ユーロ・英ポンド、チリ・ペソ、ペルー・ソルへと対応範囲を広げる方針だ。
YM Lee
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