【独自】李大統領、崔泰源SK会長と非公開会談 半導体投資巡り協議か
概要
- 李在明大統領は崔泰源SKグループ会長と非公開で夕食会談し、半導体ファブ建設、米国の半導体投資圧力などの懸案を協議したと伝えられた。
- 李大統領は李在鎔氏や具光謨氏ら4大グループ総帥との連続会談を調整し、人工知能(AI)時代における韓国半導体企業の戦略的価値を主題に緊密な対話を進めている。
- 経済界では、サムスン電子・SKハイニックスによる800兆ウォン(約91兆3000億円)規模の光州新規ファブ投資と、米国の半導体の現地投資要求を巡り、最悪のシナリオを懸念する声が出ている。
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半導体ファブ建設など懸案を協議
李在鎔氏、具光謨氏との会談も調整

李在明大統領は8月20日、崔泰源SKグループ会長と非公開で夕食をともにした。6月に湖南半導体クラスターなど「3大メガプロジェクト」を発表するのを前に水面下で会って以来、2カ月ぶりとなる。李在鎔サムスン電子会長や具光謨LGグループ会長ら、ほかの主要財界首脳との連続会談の日程も調整しているもようだ。
大統領府と産業界によると、李大統領は8月20日、崔会長と非公開で夕食会談した。7月末に李大統領が米サンフランシスコを訪れ、現地で開かれた人工知能(AI)サミットにそろって出席して以降、約3週間ぶりに再び会った。
具体的な会話の内容は明らかになっていない。京畿道・龍仁と光州での半導体ファブ建設、米国の半導体投資圧力、AI時代に半導体が持つ戦略資産としての価値などを幅広く話し合ったとみられる。
会談は、ドナルド・トランプ米政権による現地半導体投資の要求が強まるなかで開かれた。ハワード・ラトニック米商務長官は7月、「サムスン電子とSKハイニックスを米国に連れてきて工場を建てさせたい」と述べた。大統領府は否定したが、米政府が最近、半導体を「対米投資1号プロジェクト」として求めたとの報道も出ている。
李大統領、4大グループ総帥と密接対話
李在明大統領は2025年6月の就任後、4大グループ総帥と継続的に意思疎通してきた。就任から1カ月あまり後の2025年7月には、李在鎔サムスン電子会長、鄭義宣現代自動車グループ会長、具光謨LGグループ会長とソウル市漢南洞の公邸でそれぞれ夕食をともにした。
今回、崔泰源SKグループ会長を皮切りに財界首脳との会談を進めるのは、懇談会のような公式の場ではなく非公開の席で率直に経済界の声を聞く狙いがあるためとみられる。
AI時代を迎え、韓国の半導体企業の戦略的価値は高まっている。崔会長ら関連企業の最高経営責任者(CEO)と緊密に対話し、国政運営の着想を得ようとする側面もあるとの見方がある。
とりわけ、半導体の超好況サイクルと、サムスン電子・SKハイニックスによる光州での800兆ウォン(約91兆3000億円)規模の新規ファブ投資を巡っては、各界から意見が相次ぐ。労働界は半導体利益の配分を求めている。サムスン電子の労働組合は、湖南半導体クラスターへの投資決定自体が団体交渉の対象だと主張している。
米国が半導体の現地投資を求めていることも重要な懸案だ。経済界の関係者は「サムスン電子とSKハイニックスの天文学的な国内投資発表を見た米国が、自国投資を要求するのは韓国にとって最悪のシナリオだ」と語った。
崔会長は最近のCNBCのインタビューで、「どの国も自国に半導体工場を建ててほしいと望んでいる」と指摘した。そのうえで「半導体工場は600〜700社に上る素材・部品メーカーが支える施設だ。この生態系を実現できるかが鍵になる」と強調した。
キム・ヒョンギュ/ハン・ジェヨン記者
Korea Economic Daily
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