国際原油、4日続伸 米・イラン対立でホルムズ海峡の緊張続く
期間別予測トレンドレポート



国際原油相場は4日続伸した。米国とイランの対立が続くなか、ホルムズ海峡を巡る不透明感が強く、相場を押し上げた。
ブルームバーグによると、8月19日の取引で10月渡しの米国産標準油種WTIは1バレル84ドル(約1万3400円)を上回った。北海ブレントは前日に1バレル92ドル(約1万4700円)に迫る水準で取引を終えた。
市場ではホルムズ海峡を通る原油輸送の行方に関心が集まっている。トランプ米大統領は8月19日(現地時間)、記者団に対し、同海峡を通じて「多くの原油が行き来している」と語った。イランとの交渉再開の可能性については「いつかは可能かもしれない」と付け加えた。
ホルムズ海峡で確認できる船舶の通航量は、なお平時を大きく下回っている。船舶への攻撃や機雷敷設で運航への支障が続く一方、ペルシャ湾の産油国は船舶の位置情報を外部に示さない手法などを使い、原油輸出を続けている。アクシオスによると、米軍も最近、ホルムズ海峡に船舶通航用の回廊を設けた。
アラブ首長国連邦(UAE)がイランとのすべての経済関係を断絶すると表明したことも、原油相場の上昇圧力となった。UAEは、イランが自国領に向けて弾道ミサイルを発射したと主張し、8月19日にこの措置を発表した。イラン企業や資金の主要な金融・ビジネス拠点だっただけに、今回の措置はイランの経済的孤立を一段と深める可能性がある。
米国の原油関連指標も相場を一部支えた。米エネルギー情報局(EIA)によると、製油所の稼働量は2019年以降で最高水準に増えた。とくに供給不足への懸念が続くディーゼルなど中間留分の在庫は、約1カ月ぶりの低水準に減少した。
一方、先週の米原油在庫は440万バレル増えた。在庫の積み上がりは相場の重荷となったが、中間留分在庫の減少と高水準の製油所稼働率がその影響を一部相殺した。
Suehyeon Lee
shlee@bloomingbit.ioI'm reporter Suehyeon Lee, your Web3 Moderator.