中国ユニツリー、上場初日に460%高 韓国ロボット株に警戒感
概要
- ユニツリーが科創板への上場初日に公募価格比 460.34% 急騰し、時価総額 3418億元 を記録したと伝えた。
- ユニツリーは PSR 210倍、純利益2億7820万元、売上総利益率60.5% と高い収益性を示し、資金調達ラウンド時点に比べ企業価値が 26倍 に拡大したと伝えた。
- 韓国のロボット株は PSR と収益性の差から リレーティング 懸念が意識される一方、米国の中国製ロボット 輸入規制 により、ロボティズなど韓国企業の 反射利益 の可能性が取り沙汰されていると伝えた。
期間別予測トレンドレポート


ヒューマノイド首位企業、科創板上場で61億元を調達
資金調達ラウンド時点から企業価値26倍に
量産能力と安定収益が強み
韓国ロボット企業は赤字でも高バリュエーション
米国の対中規制強化なら追い風の可能性も

世界最大のヒューマノイドロボット企業、ユニツリー(Unitree)が上海証券取引所の科創板に上場した。株価は取引開始直後に公募価格の7倍超まで上昇した。量産能力と収益力を備えたヒューマノイドメーカーとして、新たな成長産業を探す投資マネーが集まった。
一方、8月19日の韓国市場ではロボット関連株が下落した。ユニツリーと比べて相対的に割高だとの見方が意識されたためだ。ただ、証券業界では米国が中国製ロボットの輸入規制を強めれば、韓国勢の成長余地はなお大きいとみている。
8月19日に上海証券取引所の科創板(科学技術株向け市場)に上場したユニツリーは、845元で初日の取引を終えた。公募価格は150.8元で、終値ベースの上昇率は460.34%だった。
取引開始直後には1100元まで上昇し、公募価格比629.44%高を付ける場面もあったが、その後は上げ幅をやや縮めた。今回の新規株式公開(IPO)による調達額は61億元。終値ベースの時価総額は3418億元に達した。上場前のシリーズC調達時点の企業価値127億元と比べ、26倍超に膨らんだ。
ユニツリーは今回のIPOで、中国本土市場に上場する初のヒューマノイドメーカーとなった。中国の別のヒューマノイドロボット企業、ユービーテック(UBTECH)は香港市場に上場している。ユニツリーは2025年時点で世界のヒューマノイド市場で約32%のシェアを握る首位企業で、公募段階から投資家の関心を集めていた。
オンライン申込には約978万口座が集まった。最終当選確率は0.01809759%で、科創板で過去最低だった。

8月19日の韓国市場では、ロボット関連株の大半が下落した。レインボーロボティクス(Rainbow Robotics)は前日比1.60%安の46万2500ウォン(約5万2000円)で取引を終えた。斗山ロボティクス(Doosan Robotics)は3.90%安、ロボティズ(Robotis)は4.30%安だった。
ユニツリーの上場を機に、韓国ロボットメーカーのバリュエーション見直しが進むとの懸念が出ている。AIベースの投資情報プラットフォーム、エピックAIによると、ユニツリーの株価売上高倍率(PSR)は210倍水準だ。2025年の純利益は2億7820万元、売上総利益率は60.5%で、競合平均の44.4%を上回る。
赤字の韓国ヒューマノイド企業であるレインボーロボティクスのPSRは236.9倍と、収益性で業界上位のユニツリーを上回る評価を受けている。斗山ロボティクスは約139.5倍、ロボティズは100.2倍とこれより低いが、収益性ではユニツリーに大きく見劣りする。このため企業価値の再評価(リレーティング)を迫られる可能性がある。
もっとも、証券業界では米政府による中国製ロボット規制の強化が、韓国企業には追い風になるとの見方もある。米連邦通信委員会(FCC)がヒューマノイドと四足歩行ロボットを「輸入規制リスト」に加え、中国製ロボットの米国進出が阻まれたためだ。
なかでも中国と米国の両市場で恩恵を受けうる銘柄として、ロボティズの高成長に注目が集まっている。ロボティズは普及型ヒューマノイドに最適化した「QDDアクチュエーター」を武器に、中国での売上高を急速に伸ばしている。
iM証券のイ・サンス研究員は「北米でサプライチェーン再編に伴う追加受注があれば、売上高の急成長が可能だ」と語った。さらに「2026年10〜12月期からウズベキスタン工場が本格稼働に入り、生産能力は従来比5倍に増える。アクチュエーター組立工程のコストも下がる」と指摘した。
オ・ヒョナ記者/北京=キム・ウンジョン特派員 5hyun@hankyung.com
Korea Economic Daily
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