ヤルデニ氏「米10年債利回り、5%超えまでは問題ない」
概要
- ヤルデニ氏は、10年物米国債利回りが4〜5%の範囲であれば、景気や企業業績にマイナスではないと述べた。
- 同氏は、10年物国債利回りが5%を超えるまでは、株式市場に対してパニックになる必要はないと伝えた。
- ヤルデニ氏は、金利が5%水準であれば買い需要は十分にあるとしつつ、FRBの政策と原油価格を債券市場のリスク要因に挙げた。
期間別予測トレンドレポート


「米10年債利回りの4〜5%は、景気や企業業績にマイナスではない」
「10年債が5%を超えれば、買い需要は十分に入る」

「ボンド・ビジランテ(Bond Vigilantes)」の語を生んだエド・ヤルデニ氏は、米国債利回りの急上昇はなお株式市場の重荷となる水準には達していないとの認識を示した。長期国債全般というより、米10年債利回りが5%を超えるまでは問題ないという見方だ。
8月18日、ヤルデニ・リサーチ代表のヤルデニ氏は「まだパニックボタンを押す局面ではない」と述べた。一方、指標となる10年物米国債利回りが足元の水準から大きく上昇すれば、状況は変わり得ると指摘した。
ボンド・ビジランテとは、政府が過度な財政赤字や債務拡大、インフレを招く政策を進めていると投資家が判断した際、国債を売って利回りを押し上げることで政府に市場の圧力をかける集団的な債券売りを指す。
ヤルデニ氏は顧客向け書簡で、10年債利回りは4.00〜5.00%の正常なレンジで推移し、この水準は景気や企業業績に悪影響を与えないとの従来の見方を維持していると説明した。そのうえで、利回りがレンジ上限に近づいているため、ボンド・ビジランテの動きをこれまで以上に注視していると強調した。
8月18日の10年物米国債利回りは約4.73%だった。10年債利回りが5%を上回ったのは2023年が最後で、その後はこの水準に達していない。
米30年債利回りは8月18日、5.3%まで上昇した。ドイツ、フランス、英国、日本でも長期国債利回りの上昇が続いている。
ヤルデニ氏はCNBCの「スクワーク・ボックス」で、「金利が5%前後なら、2023年のように十分な買い需要が入るだろう」と語った。ただ、米連邦準備理事会(FRB)の政策や原油価格の動きなど、債券市場のリスク要因は多いとも付け加えた。
FRBは8月19日に7月の政策会合議事要旨を公表する予定で、今週も債券利回りが上昇を続ける可能性がある。
キム・ジョンア客員記者
Korea Economic Daily
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