イーサリアム財団、グラムステルダム更新で一部ツール停止の恐れ
概要
- イーサリアム財団は、グラムステルダムのアップグレードに伴い、一部のウォレット・インデクサー・ガス推定ツールが動作を停止する可能性があると警告した。
- EIP-8037の導入によりガスモデルの改編が実施され、新規アカウントへの送金時には追加の状態ガスコストが発生すると明らかにした。
- 財団は、すべてのイーサリアム送金コストを2万1000ガスと仮定するソフトウエアは必ず再点検すべきだと呼びかけた。
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イーサリアム財団は、予定するグラムステルダム(Glamsterdam)アップグレードに伴い、一部のウォレットやインデクサー、ガス推定ツールが動作を停止する恐れがあると警告した。
コインテレグラフが8月18日に報じた。イーサリアム財団のプロトコルDevOpsチームは、ガス上限を固定値として扱うツールはアップグレード後に「動作が停止する」として、開発者に早急な更新を促した。テスト環境としては、今後数カ月にわたり運用予定の公開テストネット「プラタベルゲット(Plataberget)」の活用を推奨した。
アップグレード追跡サービスのフォークキャストによると、プラタベルゲットは8月13日に公開された。グラムステルダムのフォークは今週木曜日にイーサリアムのメインネットへ先行適用した後、セポリア(Sepolia)とフーディ(Hoodi)の各テストネットに順次展開する予定だ。
今回の中核となる変更はガスモデルの改編だ。イーサリアム改善提案「EIP-8037」を導入すると、新たな状態(state)を生成する処理に独立した状態ガスの次元が加わる。既存アカウントにイーサリアムを送る場合に必要なガスは従来通り2万1000ガスだが、新規アカウントへの送金では追加の状態ガスコストが発生する。
イーサリアム財団は、すべてのイーサリアム送金コストを2万1000ガスとみなしたり、取引コストの推定に単一のガス次元しか使わなかったりするソフトウエアは、必ず見直す必要があると呼びかけた。グラムステルダムにはガスモデル改編のほか、提案者・ビルダー分離の構造内在化、ブロック単位のアクセスリスト、コントラクトと初期化コードのサイズ上限拡大も盛り込まれる。
Suehyeon Lee
shlee@bloomingbit.ioI'm reporter Suehyeon Lee, your Web3 Moderator.