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コールドカード、4年間放置のファームウエア不具合で暗号資産流出

出典
Minseung Kang

概要

  • ギャラクシー・リサーチは、コールドカードの脆弱性により約7300のアドレスからビットコイン1596BTCが流出したと明らかにした。
  • コインカイトのファームウエア4.0.0の不具合により、シード生成時にハードウエア乱数生成器ではなく、予測可能なソフトウエア生成器が使われていたという。
  • コインカイトは修正版ファームウエアを配布したが、既存の脆弱なシードは保護できず、新たなシードの作成とビットコイン移転を利用者に勧告した。

期間別予測トレンドレポート

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写真:Shutterstock
写真:Shutterstock

ハードウエアウオレット「コールドカード(Coldcard)」のシード生成コードに潜んでいた不具合が数年間放置され、大規模な暗号資産流出につながったことがわかった。

コインデスクが8月17日に報じた。ギャラクシー・リサーチによると、約7300のアドレスからビットコイン(BTC)1596BTCが流出した。足元の価格では1億ドル超で、日本円で約159億円に相当する。ギャラクシー・リサーチ責任者のアレックス・ソーン氏は、少なくとも15人の攻撃者がこの脆弱性を悪用したと推定されると指摘した。物理的に機器へ接触しなくても攻撃は可能だったという。

問題の核心は、ウオレットのシード生成方式にあった。製造元のコインカイト(Coinkite)が2021年3月に公開したファームウエア4.0.0には、乱数生成器の設定を読み取るコードの不備があった。設定項目の有無しか確認せず、実際に有効化されているかを検証していなかった。このため、安全性の高いハードウエア乱数生成器ではなく、予測しやすいソフトウエア生成器が使われていた。

ビットコイン開発者のジェームズ・オバーン氏は2025年5月、コード監査の過程でこの欠陥の可能性をコインカイトに伝えた。だがコインカイト側は「本当に問題なら、すでに見つかっていたはずだ」として、事実上退けた。コードはオープンソースだったものの、外部の検証者もシード生成の流れ全体を最後まで追跡せず、誤りを見落としていた。コインカイトが事件の前後に実施した人工知能(AI)ベースのコード点検でも、この欠陥は見つからなかった。

コインカイトは現在、影響を受けたすべてのコールドカード機種向けに修正版ファームウエアを配布している。ただ、今回の更新で安全性を確保できるのは今後新たに生成するシードに限られる。脆弱なファームウエアですでに作成されたシードは保護されない。コインカイトは利用者に対し、修正版ファームウエアを導入したうえで新しいシードを生成し、既存アドレスのビットコインを新たなアドレスへ移すよう促している。

#コールドウォレット
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Minseung Kang

Minseung Kang

minriver@bloomingbit.ioBlockchain journalist | Writer of Trade Now & Altcoin Now, must-read content for investors.

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