概要
- ビットマインはこの1週間でイーサリアム(ETH)9926枚を追加購入し、総保有量を581万5164枚に増やしたと発表した。
- 現在のETH保有分のうち506万7309枚がステーキングされており、年率換算利回りは2.61%、年間のステーキング収益は約2億5000万ドル(約398億円)となる見通しだとした。
- ビットマインは前週、普通株170万株を自社株として買い戻した。2026年7月1日以降は40億ドル規模のプログラムに基づき、累計2080万株を買い入れたと明らかにした。
期間別予測トレンドレポート



世界最大のイーサリアム保有企業であるビットマイン(BitMine)はこの1週間でイーサリアム(ETH)9926枚を追加購入し、総保有量を581万5164枚に増やした。イーサリアムの流通量1億2070万枚の4.8%に相当する。
8月17日にPRニュースワイヤが伝えたところによると、ビットマインの暗号資産、現金、市場性証券、戦略投資資産の総額は114億ドル(約1兆8150億円)だった。内訳はETH582万枚、ビットコイン210枚、現金と市場性証券7800万ドル(約124億円)、ビースト・インダストリーズ株式1億8000万ドル(約287億円)、エイトコ・ホールディングス株式7300万ドル(約116億円)などである。
ETH価格を1893ドルで計算すると、ビットマインのETH保有分の評価額は約110億ドル(約1兆7510億円)となる。同社は現在、ETH流通量の5%確保という目標の96%の水準に達しており、2025年6月30日にイーサリアム財務戦略を始めて以降、約14カ月にわたり毎週ETHを買い増してきたとしている。
現在ステーキングされているETHは506万7309枚で、1893ドル換算で約96億ドル(約1兆5280億円)に上る。総保有量の87%を占める。7日基準の年率換算利回りは2.61%で、年間のステーキング収益は約2億5000万ドル(約398億円)となる見通しだ。全量をステーキングした場合の想定報酬は約2億8700万ドル(約457億円)になると説明した。
トム・リー会長は「ETH/BTC比率が0.02994まで上昇したのは心強い」と述べた。さらに「この比率はここ数年続いた長期の下落トレンドを上抜けた。市場がトークン化とエージェンティックAIの活用事例の現実化を見始めたサインだ」と語った。
リー会長は「ETH/BTC比率は、暗号資産の強気相場でイーサリアムの活用度がビットコインを上回る局面で上昇してきた」と指摘した。過去には2017〜2018年のICO、2020〜2021年のNFT、2025年のステーブルコインがこれを主導したと説明した。そのうえで、今回の暗号資産サイクルでは、ウォール街のブロックチェーン基盤のトークン化とエージェンティックAIによるブロックチェーン活用がETH/BTC比率の上昇を後押しするとの見方を示した。
ビットマインは前週、普通株170万株を自社株として買い戻した。2026年7月1日以降、40億ドル(約6370億円)規模の自社株買いプログラムに基づき、合計2080万株の普通株を買い戻したという。
リー会長は「ビットマインの普通株はなお割安だとみている」と述べた。あわせて「今回の自社株買いは、イーサリアム、ビットコイン、暗号資産財務企業の中で過去最大規模だ」と強調した。
ビットマインは現在、世界最大のイーサリアム財務企業であり、ストラテジー(Strategy)に次ぐ世界2位の暗号資産財務企業の地位を維持している。
Minseung Kang
minriver@bloomingbit.ioBlockchain journalist | Writer of Trade Now & Altcoin Now, must-read content for investors.