概要
- ビットコイン(BTC)の短期保有者は平均取得価格比で約6%の含み損を抱えているものの、まだ大規模な投げ売り局面ではないとの分析が示された。
- アクセル・アドラー・ジュニアは、短期保有者のMVRVが約0.94、SOPRの7日移動平均が約0.996で、損失実現の規模は小さく、足元は統制された損失局面に近いと説明した。
- アドラー氏は、5万9300ドルの支持線が維持されれば弱気構造は大きく崩れない一方、これを下回れば4万9200ドルまでの調整リスクが高まると分析した。逆に、6万7300ドルの回復とSOPRの1超えが続けば投資家心理反転のシグナルになり得ると付け加えた。
期間別予測トレンドレポート



ビットコイン(BTC)の短期保有者は平均取得価格に比べて約6%の含み損を抱えている。ただ、実際に損失を確定する売りは限られており、なお大規模な投げ売り局面とは言いにくい。
8月17日、オンチェーン分析者のアクセル・アドラー・ジュニア(Axel Adler Jr.)はニュースレターで、短期保有者の平均取得価格が約6万7300ドル(約1070万円)であるのに対し、現物価格は6万3200ドル(約1010万円)前後で推移していると指摘した。
短期保有者の平均的な損益状況を示すMVRVは足元で約0.94と、98日連続で基準線の1を下回っている。短期保有者が3カ月を超えて平均的に含み損の状態にあることを示す。
一方、実際の売却で生じた損益を示すSOPRの7日移動平均は約0.996と、損益分岐点の1に近い。アドラー氏は、短期保有者が損失を実現してはいるものの、その規模は小さいと説明した。足元は投げ売りというより、統制された損失局面に近いとみている。
価格面では、5万9300ドル(約944万円)が重要な支持線として意識されている。アドラー氏は、ビットコインがこの価格帯を維持する限り、現在の弱気構造は大きく崩れていないと分析した。半面、5万9300ドルを下回れば、次の主要な下値水準である4万9200ドル(約783万円)まで調整リスクが高まるとみている。
逆に、ビットコインが短期保有者の平均取得価格である6万7300ドルを回復し、SOPRが1を上回る状態を維持すれば、投資家心理の反転シグナルになり得ると付け加えた。
Minseung Kang
minriver@bloomingbit.ioBlockchain journalist | Writer of Trade Now & Altcoin Now, must-read content for investors.