イーサリアム次期「ヘゴタ」、66件のEIPを検討 プライバシー強化が焦点
期間別予測トレンドレポート



イーサリアムの開発陣が、次期大型アップグレード「ヘゴタ(Hegotá)」に盛り込む66件の提案を検討している。ネットワーク自体のプライバシー機能を強化する案が、有力候補として浮上している。
コインテレグラフが8月16日に報じた。開発陣はヘゴタの対象範囲を確定するため、66件のイーサリアム改善提案(EIP)を精査している。
現時点でヘゴタへの採用が決まっている提案は「FOCIL(Fork-choice enforced inclusion lists)」のみだ。FOCILは、バリデーター委員会が保留中の特定トランザクションをブロックに含めるよう強制できる仕組みで、ネットワークの検閲耐性を高めることを狙う。
これとあわせて、プライバシー関連機能を支える提案も候補に挙がっている。「フレーム・トランザクション(Frame Transactions、EIP-8141)」「キード・ノンス(Keyed Nonces、EIP-8250)」「フレーム・トランザクション向けリセントルーツ(Recent Roots for Frame Transactions、EIP-8272)」の3件だ。
イーサリアム財団のコントリビューター、トニー・バシュテッター氏はXへの投稿で、この3件をヘゴタに含めるべきだと主張した。
同氏は、これらの機能が導入されれば「ネイティブ・プライバシーを実現し、プライバシーアプリケーションが仲介者に依存せず動作できるようになる」と説明している。
開発陣はヘゴタを2027年に適用することを目標に掲げる。今後のコア開発者会議を通じて、66件の候補から実際に採用するEIPを絞り込む方針だ。今回採用されなかった提案は、その後のアップグレードで改めて検討される可能性がある。
次回のイーサリアム開発者会議は8月17日午後2時(UTC)に開かれる予定だ。
一方、イーサリアムはヘゴタに先立ち、2026年後半に「グラムステルダム(Glamsterdam)」アップグレードを進めている。グラムステルダムは、拡張性の改善やレイヤー1の安全性強化、ネットワークの使い勝手向上に重点を置く。その後はヘゴタを通じて、追加のプロトコル改善を進める見通しだ。
Suehyeon Lee
shlee@bloomingbit.ioI'm reporter Suehyeon Lee, your Web3 Moderator.