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「中国と協力ならAI連合から除外」 米、同盟国に警告書簡準備

出典
Korea Economic Daily

概要

  • 米国が同盟国に対し、人工知能(AI)分野で米国と中国のどちらかを選ぶよう求める書簡草案を準備していると伝えた。
  • 米国は、中国主導の世界人工知能協力機構に参加した場合、米国中心のAI・半導体・重要鉱物の供給網協力から排除される可能性があると示した。
  • 韓国、日本、豪州などが参加するパクス・シリカが今回の措置とあわせて注目されており、米国は中国の先端AI開発に必要な資源確保を阻もうとしていると報じた。

期間別予測トレンドレポート

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米国務省が「二者択一」迫る書簡案

各国に「AI路線、慎重に選べ」

写真:Shutterstock
写真:Shutterstock

ドナルド・トランプ米政権が同盟国に対し、人工知能(AI)分野で米国と中国のいずれかを選ぶよう圧力を強める構えだ。中国主導のAI協力体に加わった場合、米国中心のAI・半導体・重要鉱物の供給網協力から排除される可能性があるのが柱となる。韓国、日本、豪州などが参加する米主導の協力枠組み「パクス・シリカ」も、今回の措置とあわせて注目を集めている。

ロイター通信は8月14日、関係者の話として、米国務省が6月に米国の「人工知能機会声明」に署名した35カ国を対象とする書簡の草案を作成したと報じた。

対象国には、米国が主導するAI・半導体・重要鉱物の供給網協力体「パクス・シリカ」の参加国も多く含まれる。パクス・シリカには韓国のほか、日本や豪州も参加している。

国務省は草案で「すべてに参加することは、何にも参加していないのと同じだ」としたうえで、「パクス・シリカ宣言への署名は、単なる加入ではなく一つの約束だ」と強調した。

さらに各国に対し、AIを巡る路線を「慎重に選ぶ」よう求めた。

書簡は中国を名指ししていない。ただ「我々の期待と相反する重複的なイニシアチブに同時に参加した状態では、加盟資格を維持できない」と明記した。

これは習近平中国国家主席が7月に発足させた「世界人工知能協力機構」を念頭に置いた警告とみられる。

現在、米中双方の枠組みに加わっていることが確認されている国はカザフスタンだけだ。同国も書簡の送付先に含まれるという。カザフスタンは先端技術に必要な重要鉱物の主要供給先とされる。

匿名を条件に取材に応じた米政府当局者はロイターに対し、今回の書簡は「二股はかけられない」という点を明確にするために作成したと説明した。

この当局者は「一つの技術エコシステムの中で信頼できるパートナーとして位置づけられたいと言いながら、同時に中国が設計した競合的なAIビジョンを推進するイニシアチブに加わることに、どう説得力を持たせられるのか理解しがたい」と語った。

米国が同盟国への圧力を強める背景には、AI技術を巡る米中競争がある。中国のオープンウエートAIモデルがオープンAIやアンソロピック(Anthropic)など米企業を急速に追い上げるなか、技術エコシステムと供給網をどちらの陣営を軸に築くのかが最大の関心事として浮上している。

ロイターは、米国が各国に二者択一を迫ることで、中国が先端AI開発に必要な資源を確保できないよう封じ込める狙いがあると分析した。AIが今後、軍事・経済の覇権争いに使われる可能性があるだけに、供給網の段階から中国をけん制する意図がある。

中国は反発している。通商・技術問題の政治問題化には反対する立場だ。在米中国大使館は「こうした措置は世界のAI発展を妨げるだけで、誰の利益にもかなわない」と批判した。

キム・デヨン 韓経ドットコム記者 kdy@hankyung.com

#米中貿易摩擦
#AI
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