ウォール街流のプライベートチェーン、ブロックチェーンの本質損なう恐れ
Uk Jin
期間別予測トレンドレポート



ウォール街で広がるプライベートブロックチェーンの流れが、ブロックチェーン技術の中核価値を損なうおそれがあるとの指摘が出ている。
コインデスクが8月15日に伝えたところによると、イーサリアライズのビベック・ラマン最高経営責任者(CEO)はインタビューで、企業向けコンソーシアムチェーンの拡大は、最終的にコンソーシアムチェーン同士の競争という悪循環につながりかねないと指摘した。
コンソーシアムチェーンは、特定の企業や機関だけが参加できるよう制限したプライベートブロックチェーンを指す。足元のウォール街では、金融取引におけるプライバシー保護や管理のしやすさを理由に、デジタルアセットのカントン・ネットワーク、サークル(Circle)のステーブルコイン決済向けブロックチェーン「ARC」、ストライプ(Stripe)の「Tempo」などのプロジェクトが注目を集めている。
ラマンCEOは、こうした閉鎖型ネットワークが、ブロックチェーン技術が目指してきた高い流動性や相互運用性を制限する可能性があると主張した。そのうえで、開放型の基盤インフラの上に必要な権限管理やプライバシー保護機能を加える形が望ましいと説明した。
さらに、グローバルで開かれたパーミッションレス型のインフラが基本層として必要だと強調した。各機関の要件に応じた権限設定は、アプリケーション層やレイヤー2で構築すべきだとしている。
Uk Jin
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