米CFTC、予測市場のインセンティブ申請に不備指摘「手続き・実質面で不十分」
Suehyeon Lee
概要
- 米商品先物取引委員会(CFTC)は、予測市場プラットフォームの インセンティブプログラム の申請件数が増える一方、相当数が「手続き面と実質面で不十分だ」と指摘した。
- CFTCは、取引高連動型の報酬プログラム が「自己売買や事前に申し合わせた取引など、相場操縦行為のリスクを高める」と警告し、マーケットメーカープログラム の手数料還付や損失補填の仕組みも相場操縦を助長しかねないとした。
- CFTCは、予測市場に関する初の 規則案 の提示や契約認証手続きの簡素化を巡る警告に続き、今回のガイダンスでも既存規制の枠内で業界を導く姿勢を維持している。
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米商品先物取引委員会(CFTC)が、予測市場プラットフォームのインセンティブプログラムの運営方法に懸念を示した。
8月12日に暗号資産専門メディアのコインデスクが報じた。CFTCは同日公表したガイダンスで、予測市場プラットフォームから提出されるインセンティブプログラム関連の申請が増えている一方、相当数について「手続き面と実質面で不十分だ」と指摘した。
CFTCは、申請書の不備が審査を難しくしていると説明した。プラットフォームが「プログラムの条件を十分に開示したか」「規制順守を適切に検討したか」を判断しにくいという。
取引高に連動した報酬プログラムについても懸念を示した。CFTCは、高い取引高を持つ参加者に与える一部の報酬が「取引高目標の達成だけを目的とした売買を誘発しかねない」と警告した。自己売買や事前に申し合わせた取引など、相場操縦行為のリスクを高める可能性があるためだ。
マーケットメーカープログラムについても、手数料還付や損失補填の仕組みが相場操縦を助長するおそれがあると付け加えた。
CFTCはこれまでも予測市場の育成に積極的な役割を果たしてきた。6月には予測市場に関する初の規則案を示したほか、スポーツ賭博規制違反を理由に予測市場企業を提訴した一部州政府との法廷闘争でも企業側に立ってきた。
今回のガイダンスは、契約認証手続きの簡素化を巡る先月の警告に続くものだ。既存規制の枠内で業界を導こうとする従来の姿勢を改めて示した。
Suehyeon Lee
shlee@bloomingbit.ioI'm reporter Suehyeon Lee, your Web3 Moderator.