国際原油、ホルムズ海峡の再開交渉遅れで高止まり IEA「供給不足拡大」
Suehyeon Lee
期間別予測トレンドレポート



国際原油相場は、ホルムズ海峡の再開を巡る交渉の進展を見極めるなか、強含みで推移している。
ブルームバーグによると、8月12日の米国市場で米国産指標のWTIは1バレル=83ドル(約1万3300円)を下回る水準で取引された。WTIは直近5営業日で約11%上昇した後、小幅に下落した。北海ブレントは前日に1バレル=88ドル(約1万4000円)近辺で取引を終えた。
トランプ米大統領はホルムズ海峡を巡り「米国がこの水路を完全に支配している」と述べた。ただ、再開に向けた交渉に目立った進展はみられていない。
国際エネルギー機関(IEA)は8月12日に公表した報告書で、米国とイランの対立長期化を受け、2026年7〜9月期の世界の原油市場の供給不足が日量180万バレルに達するとの見通しを示した。従来予測の2倍を上回る水準だ。
IEAは2026年通年の供給不足についても、直近5年で最大になると見通した。
市場では、中東戦争とロシア・ウクライナ戦争が同時に続くことで、原油や石油製品の供給が細り、インフレ圧力も強まっているとみている。
一方、米自動車協会(AAA)によると、米国のガソリンと軽油の価格はこの時期として過去最高水準にある。夏の休暇シーズンで移動需要が増えるなか、高止まりする原油価格が消費者負担を重くしている。
Suehyeon Lee
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