カルシ、予測市場で初の全板データをリアルタイム提供 ダブルゼロと協業
JOON HYOUNG LEE
概要
- 米予測市場プラットフォームのカルシが、業界で初めて全板データをリアルタイムで提供すると発表した。
- ダブルゼロ・エッジを通じて、レベル1・レベル2データに加え、今後は過去の取引データも提供する計画だ。
- カルシはサービス開始後1年間、自社取り分の収益配分を受け取らず、利用者の初期費用負担を軽減する方針だ。
期間別予測トレンドレポート



米予測市場プラットフォームのカルシ(Kalshi)が、業界で初めて全板データをリアルタイムで提供する。
8月12日、ザ・ブロックなどによると、ダブルゼロ(DoubleZero)は同日、カルシが光ファイバー網ベースの低遅延データ伝送サービス「ダブルゼロ・エッジ」を通じてリアルタイムの板データを配信すると明らかにした。データはカルシ傘下のカルシリサーチが提供する。
まずは取引が活発なスポーツ関連と暗号資産の無期限先物に関連する予測市場契約について、全板データをエッジ契約者向けに提供する。利用者はカルシのアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)の応答を集約し、板データを自ら再構成する必要がある。
提供する情報には、最良買い気配と最良売り気配、約定履歴を示す「レベル1」データに加え、板の厚みを確認できる「レベル2」データが含まれる。カルシは今後、過去の取引データも提供する計画だ。
カルシは利用者の初期費用負担を抑えるため、サービス開始後1年間は自社取り分の収益配分を受け取らない方針を示した。
カルシの機関投資家向け事業を統括するアンディ・ロス氏は「より良い接続性が、より良い市場をつくる」と語った。そのうえで、現在カルシで活動する事業者は、あらゆる取引環境で機関投資家向けインフラを求めていると強調した。
JOON HYOUNG LEE
gilson@bloomingbit.ioCrypto Journalist based in Seoul