国際原油、4営業日続伸 ホルムズ海峡再開協議の進展注視
Suehyeon Lee
期間別予測トレンドレポート



国際原油相場は、ホルムズ海峡の再開に向けた協議の進展をにらみ、4営業日続伸した。
8月11日にブルームバーグが報じたところによると、米国産標準油種のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)は1バレル83ドル(約1万3200円)を上回って取引された。WTIは直近4営業日で約11%上昇した。北海ブレントは前日、1バレル89ドル(約1万4100円)前後で取引を終えた。
足元の原油相場は、ホルムズ海峡の再開協議を巡る報道に敏感に反応している。パキスタンのカワジャ・アシフ国防相は、米国とイランがホルムズ海峡を巡って「何らかの合意に近づいている」と明らかにした。アルジャジーラもカタール外務省報道官の発言を引用し、イランとオマーンの協議が相当進んだ段階に入ったと伝えた。
一方で、中東の軍事的緊張は続いている。イランの港の封鎖突破を試みたパナマ船籍の貨物船に向け、米海軍のヘリコプターがヘルファイア・ミサイル2発を発射する事案も起きた。
DNB銀行のヘルゲ・アンドレ・マルティンセン首席原油アナリストは、足元の市場について「確信を持ちにくい局面だ」と指摘したうえで、「ニュースの見出しに非常に大きく左右されている」と分析した。
米エネルギー情報局(EIA)は、イランを巡る紛争に伴う原油供給の支障が、2027年末までに日量約60万バレルに達するとの見通しを示した。
一方、米石油協会(API)によると、先週の米原油在庫は910万バレル増加した。この日公表される公式統計でも同程度の増加が確認されれば、2月以降で最大の増加幅となる。
Suehyeon Lee
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