エヌビディア、1兆パラメーター級「ネモトロン4」開発 高性能オープンソースAIに対抗
概要
- エヌビディアが、少なくとも 1兆個のパラメーター を持つ ネモトロン4 を開発し、高性能の オープンソースモデル と競う計画だと伝えられた。
- エヌビディアは ネモトロン4 の発売時期を決めていないが、社員らはこのモデルが早ければ晩秋にも準備できると明らかにした。
- エヌビディアは、マイクロソフトなどと AIの安全性とサイバーセキュリティ向けツール の連合体を立ち上げ、ネモトロン3.5ライトニング と ネモ・スイッチヤード を公開した。
期間別予測トレンドレポート



エヌビディア(Nvidia)が、世界最高水準のオープンソースモデルとの競争を狙う新たなAIモデル群「ネモトロン4」を開発していることが分かった。
8月11日にロイターが引用した米ITメディアのジ・インフォメーションによると、開発中のAIモデルのうち最大の「ネモトロン4」は、少なくとも1兆個のパラメーターを持つ見通しだ。
ジ・インフォメーションは、エヌビディアがネモトロン4の投入時期をまだ決めておらず、最終学習も終えていないと報じた。一方で社員らは、早ければ晩秋にも準備が整う可能性があると語った。
オープンソースモデルを巡っては、中国の「Kimi K3」が2026年に入り、アンソロピック(Anthropic)やオープンAI(OpenAI)などの最先端AIモデルに迫る性能を示し、注目を集めている。ただ、米国のAIラボの大半はオープンソースモデルを公開していない。
最近は、自律型AIエージェントを使ったハッキング事例が明らかになり、関心はさらに高まっている。オープンソースモデルには、サイバーセキュリティ用途に関する利用制限がないためだ。
エヌビディアは7月、マイクロソフト(Microsoft)などの技術企業と連携し、AIの安全性とサイバーセキュリティ向けツールを開発・共有する連合体を立ち上げた。あわせて、技術革新が海外に流出しないよう、オープンウエートモデルを支援するとの書簡も公表した。
エヌビディアは8月11日、コードレビューやツール利用、セキュリティ警告の監視、請求関連の問い合わせ対応などに使う新製品「ネモトロン3.5ライトニング」も発表した。さらに、AIの処理を最適なモデルに自動で振り分けるよう設計したオープンソースのモデルルーティングライブラリー「ネモ・スイッチヤード」も公開した。
オープンソースモデルは、ソフトウエアのソースコードに加え、学習に使ったデータ、データ前処理の方法、学習スクリプト、モデル構造など、開発工程全体を公開する。これに対し、オープンウエートモデルは学習過程やデータは開示しない一方、学習済みモデルの重み(パラメーター)のみを公開し、誰でも実行やファインチューニングができるようにしたものを指す。
キム・ジョンア客員記者 kja@hankyung.com
Korea Economic Daily
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