ストラテジーCEO「当社はビットコインの中央銀行」 47億5000万ドル確保
概要
- ストラテジーはビットコインの単純保有を超えてデジタル金融プラットフォームへ転換し、ビットコイン市場の中央銀行の役割を担うと表明した。
- フォン・レCEOは、同社が47億5000万ドルの現金を保有し、約2.7年分の配当を賄えると説明した。これは優先株投資家の需要を反映した結果だという。
- ストラテジーは、ビットコイン連動収益と変動性の抑制を求める投資家向けに優先株商品STRCを開発した。さらに84万BTCを保有し、ビットコイン発行上限の約4%を占めると明らかにした。
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ストラテジー(Strategy)はビットコイン(BTC)の単純保有を超え、デジタル金融プラットフォームへの転換を打ち出した。ビットコイン市場で「中央銀行」の役割を担う考えも示した。
暗号資産専門メディアのコインデスクが8月10日に伝えた。フォン・レ最高経営責任者(CEO)は同メディアのインタビューで、同社が現在47億5000万ドル(約7500億円)の現金を保有しており、約2.7年分の配当を賄える規模だと明らかにした。
現金の積み増しは、優先株投資家の需要を反映したものだという。フォン・レCEOは、当初はビットコインの流動性が高く、長期的な値上がりも大きかったため、投資家はビットコインを高く評価すると考えていたと説明した。一方で、短期資金を運用する機関や投資家は、現金をより重視していることが分かったと語った。
こうした判断を踏まえ、ストラテジーはビットコイン連動の収益を求めつつ、変動性を抑えたい投資家向けに優先株商品「STRC」などを開発した。フォン・レCEOは、ビットコインを保有したくないわけではないが、優先株商品がきちんと機能してこそ、最終的にMSTRとビットコイン戦略も支えられると述べた。
同社の長期ビジョンは、デジタル金融の生態系構築にある。フォン・レCEOは「デジタル金融のJPモルガンになりたい」としたうえで、アップルのiPhone生態系になぞらえ、ほかの企業がストラテジーの商品を土台に金融サービスを載せる構造をつくる考えを示した。分散型金融(DeFi)がこの生態系を広げ、より多くの資本をビットコインに呼び込む経路になり得るとも付け加えた。
ストラテジーは現在、約84万BTCを保有している。ビットコインの発行上限2100万枚の約4%に当たる。フォン・レCEOは、同社はすでに市場の先行指標であり、ビットコインの中央銀行になったと強調した。これに伴う値動きの大きさや市場の視線も、避けずに正面から受け止める考えを示した。
既存のソフトウエア事業も維持する。フォン・レCEOは、ソフトウエア売上高が前年同期比7%増え、クラウドのサブスクリプションは54%伸びたと説明した。約1500人の従業員が法務、金融、人工知能(AI)開発、マーケティングなどの分野でビットコイン事業を支援しているという。
Suehyeon Lee
shlee@bloomingbit.ioI'm reporter Suehyeon Lee, your Web3 Moderator.