韓国株は真空相場、V字反発かL字停滞か
概要
- 韓国株式市場では、個人投資家と外国人投資家の観望姿勢で 需給の空白 が生じ、KOSPIは6000台でもみ合いが続いていると伝えた。
- 市場関係者は、もみ合い相場を終わらせる3つの材料として 人工知能(AI)企業の収益性の証明、米10年物国債利回りの安定、半導体大手2社による兆ウォン単位の株主還元 を挙げた。
- 半導体大手2社は早ければ8月末に 150兆〜180兆ウォン前後の株主還元策 を公表するとの観測があり、これが投資家の観望姿勢を反転させる核心要因になると伝えた。
期間別予測トレンドレポート


韓国株式市場が方向感を欠いている。7月31日にKOSPIが17.91%急反発して期待を高めたものの、個人投資家と外国人投資家がそろって様子見姿勢を強めている。半導体大手2社の大規模な株主還元策の発表も遅れ、指数は6000台で足踏みが続く。韓国株は足元で「V字回復」と「L字停滞」の分岐点に立っている。

韓国取引所によると、KOSPIは8月7日に6258.77で引け、7週連続で下落した。KOSPIが2カ月近く下落基調を続けるのは、米連邦準備理事会(FRB)による4会合連続の大幅利上げとレゴランド問題が重なった2022年12月以来となる。
相場が横ばい圏にとどまる背景には、個人と外国人の双方が観望姿勢に転じたことがある。株式市場の待機資金にあたる投資家預託金は、6月の1日平均129兆ウォン(約14兆4000億円)から8月は105兆ウォン(約11兆8000億円)に減少した。いわゆる「借金投資」の指標である信用融資残高も38兆ウォン(約4兆2600億円)から28兆ウォン(約3兆1400億円)に減った。7月31日に過去最大の8兆5703億ウォン(約9600億円)の純買い越しを記録した外国人投資家も、先週は7兆1821億ウォン(約8040億円)の純売り越しに転じた。
市場関係者は、もみ合い相場を終わらせる主な材料として3つを挙げる。人工知能(AI)企業が収益性を証明すること、米10年物国債利回りが安定すること、半導体大手2社が兆ウォン単位の株主還元策を打ち出すことだ。具体的な規模は早ければ8月末に公表される見通しだ。2社の今年のフリーキャッシュフロー見通しが300兆ウォン(約33兆6000億円)を超える点を踏まえると、150兆〜180兆ウォン(約16兆8000億〜約20兆2000億円)前後の株主還元策を示すとの観測がある。
ある資産運用会社の代表は「投資家の観望姿勢を反転させるには、半導体主力株が明確な株主還元の意思を示す必要がある」と指摘した。
イ・ソナ記者 suna@hankyung.com
Korea Economic Daily
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