トランプ政権、キューバ次期指導者を模索か 政権改造へ圧力強化
概要
- トランプ政権がキューバ政権を狙い、米国との協力のもとでキューバ政府を率いる新たな指導者を探していると報じられた。
- NYTは、CIAのキューバ専従チームの組成と、米国側が接触した特定人物を踏まえ、トランプ政権がキューバ政府に対するより組織的な圧力作戦に入ったと伝えた。
- マルコ・ルビオ米国務長官は、キューバに対して前例のない経済戦争を仕掛けているとし、追加制裁の可能性を残したうえで、今後2年半この圧力は消えないと述べた。
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米トランプ政権がキューバへの圧力を強めるなか、キューバ政府を率いる新たな指導者を水面下で探している。米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が8月7日に報じた。
米当局者によると、トランプ政権は米国と協力してキューバ政権を円滑に引き継げる現職・元職の官僚を物色してきた。
構想のモデルとして挙がっているのは、1月にベネズエラでニコラス・マドゥロ前大統領の拘束後、暫定大統領に就いたデルシー・ロドリゲスだ。関係者によると、トランプ政権は情報機関に対し、こうした人物を見つけ出すよう圧力をかけてきた。NYTは、これは政権交代というより「政権改造」に近い構想だと説明した。
ただ、情報機関の見方は異なる。報告を受けた関係者によると、キューバはベネズエラよりも、むしろイランに近い。現指導部が退いた場合に直ちに権力を握れる実務派官僚の層は薄く、控える官僚らもイランの強硬派に似た傾向を示しているという。
後継構図を巡っては、キューバ政府内でオスカル・ペレスオリバ・プラガ副首相を推す空気が強まっている。革命指導者の故フィデル・カストロ氏のおいの孫にあたる人物で、最近は国営メディアや政府の発表の場にたびたび登場している。異例にも海外メディアの取材にも応じた。
これに対し、米国側が新指導者として受け入れ可能とみる人物には、キューバの実質的な最高実力者ラウル・カストロ氏の孫ラウル・G・ロドリゲス・カストロ氏と、ラサロ・アルベルト・アルバレス・カサス内相が挙がる。ジョン・ラトクリフ米中央情報局(CIA)長官は5月にキューバを訪れた際、この2人の双方と接触したことが分かっている。
NYTは、CIAが秘密裏にキューバ専従チームを組成した事実も伝えた。トランプ政権がキューバ政府に対し、より組織的な圧力作戦に乗り出した兆候だと位置づけた。
マルコ・ルビオ米国務長官は、キューバに対して前例のない経済戦争を仕掛けているとしたうえで、「逃げ場はない」と警告し、追加制裁の可能性を残した。
ルビオ長官はアクシオスとのインタビューで、キューバが制裁を回避するため「見せかけの改革」で時間を稼いでいると主張した。
そのうえで「彼ら(キューバ)が制裁逃れのために新たな仕組みをつくるたびに、われわれはそれをそのまま封じ込める。今後2年半、この圧力が消えることはない」と強調した。
シン・ヨンヒョン 韓経ドットコム(Hankyung.com)記者 yonghyun@hankyung.com
Korea Economic Daily
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