コールドカード流出で返金要求が殺到、ハッカーのBTCウォレットに永久記録
概要
- コールドカード(Coldcard)のハッキングで1億ドル(約158億円)超のビットコイン(BTC)が流出した。
- ハッカーが管理しているとされるビットコインウォレットには現在、約3600万ドル(約57億円)相当のビットコインが保管されている。
- 今回のハッキングで確認された被害額は1億ドルを超えた。
期間別予測トレンドレポート



コールドカード(Coldcard)のハッキングで1億ドル(約158億円)超のビットコイン(BTC)が流出するなか、被害者らがハッカーのウォレットに「金を返してほしい」と訴えるメッセージを送り続けていることが分かった。
コインデスクが8月5日に報じた。ブロックチェーン調査機関のギャラクシーリサーチ(Galaxy Research)などによると、ハッカーが管理しているとされるビットコインのウォレットアドレスに多数のメッセージが送られている。このウォレットには現在、約3600万ドル(約57億円)相当のビットコインが保管されている。
メッセージの送信には、ビットコインの「OP_RETURN」機能が使われた。取引とあわせて短い文言をブロックチェーンに永久記録できる仕組みで、少額のビットコインを添えれば誰でもメッセージを残せる。
オンチェーンデータによると、被害者らは「盗んだ金の一部だけでも返してほしい」「どうか返してほしい」「5BTCのうち80%だけでも返還してほしい」といった内容をハッカーのウォレットに送っていた。
被害者と無関係の書き込みもあった。ある利用者は「ビットコインのマネーロンダリングを手伝う」としてテレグラムのアカウントを残した。別の利用者は、自身のビットコイン投資資金を送ってほしいと書き込んだ。
コールドカードへの攻撃は7月30日に初めて確認された。これまでに確認された被害額は1億ドルを超えた。
コインデスクによると、2020年のルビアン(LuBian)採掘プールへのハッキングでも、運営側がOP_RETURN機能を使ってハッカーとの交渉を試みた例があった。ただ今回は、複数の被害者や利用者が同時にハッカーのウォレットへメッセージを残している点が異なるという。
Suehyeon Lee
shlee@bloomingbit.ioI'm reporter Suehyeon Lee, your Web3 Moderator.