ホルムズ海峡の再開協議進展期待で原油続落、WTIは75ドル台に接近
Suehyeon Lee
概要
- 国際原油価格は、ホルムズ海峡の再開協議進展への期待を背景に2日続落した。
- 米国産標準油種のWTIは1バレル75ドル台まで下落し、北海ブレントも80ドル割れで取引を終えた。
- 市場では、短期的にホルムズ海峡が正常化しても、中東紛争とイラン核問題の解決は容易ではないとみている。
期間別予測トレンドレポート



国際原油価格は、ホルムズ海峡の再開に向けた協議進展への期待を背景に2日続落した。
8月4日、ブルームバーグによると、米国産標準油種のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)は1バレル75ドル(約1万1800円)台まで下落した。前日までの2日間に10%超下げたのに続き、北海ブレントも1バレル80ドル(約1万2600円)を下回って取引を終えた。80ドル割れは約3週間ぶり。
カタールは、ホルムズ海峡で商業船の航行を正常化するための暫定合意案が整ったと明らかにした。米国とイランも8月3日、海峡再開に向けた交渉が進展しているとの認識を示した。
足元の国際原油価格は、トランプ米大統領がイランへの追加の軍事攻撃を先送りし、交渉にさらに時間を与える考えを示して以降、下落基調をたどっている。
もっとも市場では、短期的にホルムズ海峡の機能が正常化しても、中東紛争が完全に収束したり、イラン核問題まで解決したりするのは容易ではないとみている。
みずほ証券のエネルギー先物部門責任者、ロバート・ヤウガー氏は「緊張がやや和らいだだけに、合意の可能性は高まった」と指摘した。一方で、米国が外交成果を宣言できる水準の合意はあり得るとしつつ、「イラン核問題など主要な争点はなお残る」との見通しを示した。
Suehyeon Lee
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