米FBI防諜担当の監督特別捜査官、捜査中の暗号資産100万ドル超横領容疑で逮捕
Suehyeon Lee
概要
- 米連邦捜査局(FBI)の防諜要員が、捜査の過程で確保した暗号資産100万ドル(約1億5700万円)超を横領した疑いで逮捕された。
- この要員はFBIの電算システムから暗号資産の秘密鍵を抜き取り、外国籍者の口座から自身の口座へ最大12回にわたり資産を移したとされる。
- ヤルモク容疑者は、暗号資産交換所クラーケンとSUIブロックチェーン基盤の分散型金融プラットフォーム、スイレンドを通じて資産を処理したと調べられている。
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米連邦捜査局(FBI)本部に所属する防諜担当の捜査官が、捜査で確保した暗号資産を着服した疑いで逮捕された。
暗号資産専門メディアのコインデスクは8月3日、FBI本部の防諜・スパイ部門に所属する監督特別捜査官、パトリック・スティーブン・ヤルモク容疑者が100万ドル(約1億5700万円)超の暗号資産を横領した疑いで、7月31日に逮捕されたと報じた。バージニア州東部連邦地裁に提出された起訴状によると、ヤルモク容疑者は自ら同僚捜査官に申し出たという。
起訴状によると、ヤルモク容疑者はFBIの電算システムから暗号資産の秘密鍵を抜き取り、自らが捜査していた特定の外国籍者の口座から自身の口座へ、最大12回にわたって資産を移した。ヤルモク容疑者は「最高機密」の保安許可を持つ高位の捜査官で、特定の敵対国を対象とする捜査専従部署に所属していた。
捜査当局は、ヤルモク容疑者が暗号資産交換所クラーケン(Kraken)と、SUIブロックチェーン基盤の分散型金融(DeFi)プラットフォームであるスイレンドを通じて、着服した資産を処理したとみている。FBIが同容疑者のパソコンと携帯電話の記録を分析した結果、AIアプリに「100万ドル程度の資金があれば、米国を離れて欧州連合(EU)加盟国に定住するにはどうすべきか」と入力していたことも判明した。AIアプリは最適な移住先としてポルトガルを薦めており、捜査官は家族が翌月にポルトガルへ渡航する計画も確認した。
ヤルモク容疑者がFBIの内部規定に違反し、最近ドイツ、ポルトガル、グレナダを訪れていたことも明らかになった。現在はバージニア州アレクサンドリアに勾留されている。
Suehyeon Lee
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