概要
- 米上院は今週の本会議採決日程からCLARITY法案(CLARITY Act)を外し、休会前の処理可能性は不透明になった。
- 上院指導部が今週中に終結討論(Cloture)の手続きを申請するか、超党派合意をまとめれば、法案処理を巡る議論が再び加速する可能性がある。
- 市場では、今週の上院指導部による終結討論の申請や新たな採決日程の提示が、法案処理の重要な分岐点になるとみている。
期間別予測トレンドレポート



米上院が今週の本会議採決日程から、暗号資産市場構造を巡る「CLARITY法案(CLARITY Act)」を外した。8月10日の休会入りを前に、法案処理の行方は見通しにくくなっている。
暗号資産メディアのクリプトスレートが8月2日に伝えた。上院が公表した同日の本会議日程に、CLARITY法案関連の案件は盛り込まれなかった。上院は同日午後3時(米東部時間)に本会議を再開し、午後5時30分ごろに暫定予算案(H.R.6500)の上程手続きに向けた終結討論(Cloture)の採決だけを実施する予定だ。
7月31日時点の上院の終結討論申請状況にも、CLARITY法案(H.R.3633)は入っていなかった。このため、上院指導部は法案を本会議に上程するための正式手続きに、なお着手していないことが分かる。
もっとも、CLARITY法案の処理が完全になくなったわけではない。上院は8月10日から休会に入る予定で、指導部が今週中に終結討論の手続きを申請するか、超党派合意をまとめれば、法案処理を巡る議論が再び加速する余地は残る。
上院では現在、法案の進め方や民主党の支持確保に向けた交渉が続いている。ルーベン・ガジェゴ上院議員ら民主党の交渉担当者は、修正案はなお不十分だとの立場を維持しつつも、協議は続ける考えを示した。一方、エリザベス・ウォーレン上院議員は修正案に反対している。
これに先立ち、共和党のジョン・スーン上院院内総務は、民主党から十分な支持を確保できれば、休会前に手続き採決を進める考えを示していた。
市場関係者は、上院指導部が今週中にCLARITY法案の終結討論を申請するか、新たな採決日程を示すかが、法案処理の重要な分岐点になるとみている。
Suehyeon Lee
shlee@bloomingbit.ioI'm reporter Suehyeon Lee, your Web3 Moderator.