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退職年金、上半期の純買い上位3本は半導体ETF 7月は米指数型が上位に

出典
Korea Economic Daily

期間別予測トレンドレポート

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終身雇用は崩れ、住宅価格や資産市場はかつてなく見通しにくくなった。上の世代がたどった人生の方程式も色あせている。将来の不確実性は増したが、一つだけ確かなことがある。いまこの記事を読む私たちは、これまでのどの世代より長生きする可能性が高いという点だ。年金はもはや定年を控えた人だけのテーマではない。<年金ビルドアップ>は、最も長い投資である年金を一から学び、少しずつ積み上げていくための記録である。[編集者注]

2026年上半期の退職年金投資家の選好は、サムスン電子とSKハイニックスに大きく傾いた。ミレアセット証券の退職年金口座では、純買付額上位3本の上場投資信託(ETF)がいずれも両社を中核資産に組み入れた半導体関連商品だった。上位10本のうち6本も半導体関連ETFが占めた。

特に上位1位と2位には、サムスン電子やSKハイニックスなどの主要半導体株と優良債券を組み合わせ、退職年金積立金の全額を投じられるよう設計したETFが並んだ。一方、韓国株式市場が急落した7月には、米国の主要株価指数に連動するETFが純買付上位に浮上し、投資マネーの流れにも変化が表れた。

上半期の退職年金ETF純買付、1〜3位はすべて半導体

出所:ミレアセット証券、グラフィック:ChatGPT
出所:ミレアセット証券、グラフィック:ChatGPT

ミレアセット証券が8月2日に公表した集計によると、2026年上半期の確定拠出年金(DC)型と個人型退職年金(IRP)口座におけるETF純買付額の首位は「RISE サムスン電子SKハイニックス債券混合50」だった。「KODEX サムスン電子SKハイニックス債券混合50」と「SOL AI半導体TOP2プラス」が続いた。

上半期の純買付額で1位と2位となった商品は、運用会社と連動指数こそ異なるものの、投資の仕組みは似ている。サムスン電子とSKハイニックスをそれぞれ最大25%前後組み入れ、残る半分は韓国国債などの優良債券で構成する。韓国の代表的な半導体株の上昇を取り込みつつ、債券で値動きを抑える設計だ。

RISE商品は「KAP サムスン電子SKハイニックス債券混合50指数」、KODEX商品は「Wise サムスン電子SKハイニックス債券混合指数」にそれぞれ連動する。RISE商品は2月26日、KODEX商品は4月7日に上場した。KODEX商品は第2四半期に取引が始まったばかりだったが、第2四半期と上半期の純買付額のいずれでも2位に入った。

両商品の特徴は、退職年金においてリスク資産の投資上限の適用対象外となり、口座積立金の100%まで投資できる点にある。DC型とIRP口座では、株式型ETFなどのリスク資産に積立金の70%までしか投資できない。一方、一定の要件を満たす債券混合型ETFは、残る30%にも組み入れられる。

この仕組みを使えば、退職年金口座における実質的な株式エクスポージャーを高められる。積立金の70%を株式型ETFに投じ、残る30%を株式比率が半分の債券混合型ETFに振り向ければ、積立金全体の株式エクスポージャーは約85%まで高まる。

もっとも、リスク資産の投資上限の適用を受けないからといって、元本保証や低い価格変動を意味するわけではない。両商品とも株式部分がサムスン電子とSKハイニックスに集中しており、半導体業種が下落すれば損失が生じる可能性がある。

純買付額3位の「SOL AI半導体TOP2プラス」は、サムスン電子とSKハイニックスを軸に、韓国の人工知能(AI)半導体の素材・部品・装備企業まで含めた計10銘柄に投資する株式型商品である。前の2商品とは異なり、リスク資産に分類されるため、退職年金では積立金の70%までしか投資できない。

上半期の純買付上位10本では、半導体関連ETFが6本に達した。1〜3位の商品に加え、「TIGER 半導体TOP10」が5位、「KODEX AI半導体TOP2プラス」が7位、「PLUS グローバルHBM半導体」が9位に入った。米国の主要指数に連動する「TIGER 米国S&P500」と「TIGER 米国NASDAQ100」はそれぞれ4位と6位だった。

第2四半期は半導体に集中、急落局面では米指数ETFへ

写真:韓経DB
写真:韓経DB

四半期ごとにみると、半導体への集中は第2四半期にさらに鮮明になった。第1四半期には「TIGER 米国S&P500」が3位に入り、KOSPI200やKOSDAQ150など韓国の主要指数に連動する商品も複数が上位に入った。これに対し第2四半期は、半導体関連ETFが純買付額の1〜4位を独占した。KOSPI200やKOSDAQ150連動型の商品は上位10本から外れた。

ただ、これを半導体市況への期待だけで説明するのは難しい。第2四半期に上位へ入った商品の多くは2026年に新規上場しており、新商品の上場効果も反映された可能性が高い。RISE商品は売買期間が1カ月余りにとどまった第1四半期にも純買付額2位に入った。SOL商品も3月17日の上場後、上半期累計で3位を占めた。

7月に入ると、純買付上位の顔ぶれは再び変わった。7月1日から7月27日までのミレアセット証券の退職年金口座では、純買付額首位のETFは「TIGER 米国S&P500」だった。「TIGER 米国NASDAQ100」と「KODEX 米国NASDAQ100」がそれぞれ2位、3位に入り、米国の主要指数商品が上位を占めた。

同じ期間にKOSPIは8303.41から6755.75へ18.64%下落した。韓国株の急落局面で、退職年金の新規純買付の重心も韓国の半導体から米国の主要指数へ移った。韓国の特定業種に集中するより、米国の主要指数へ投資対象を広げようとする需要が目立った。

上半期の純買付額で2位だった「KODEX サムスン電子SKハイニックス債券混合50」は7月に5位へ下がった。上半期首位の「RISE サムスン電子SKハイニックス債券混合50」は上位10本から外れた。

ただ、これを半導体から資金が一斉に流出したとみるのは早い。「TIGER 半導体TOP10」が7月の純買付額で4位、「KODEX AI半導体TOP2プラス」が7位に入り、半導体への押し目買い需要も続いた。KODEX 200は6位、短期金融商品に投資する「KODEX マネーマーケットアクティブ」は8位に新たに入った。米国の主要指数、韓国の主要指数、半導体、短期金融商品に選好が分かれた格好だ。

「リスク資産上限の適用除外」でも元本保証ではない、銘柄集中に注意

もっとも、こうした商品でも株式市場の急落局面では2桁の損失率を避けられなかった。ETF情報会社ETFチェックによると、7月31日時点で「RISE サムスン電子SKハイニックス債券混合50」と「KODEX サムスン電子SKハイニックス債券混合50」の直近1カ月のトータルリターンはそれぞれマイナス14.05%、マイナス13.29%だった。

専門家は、退職年金でリスク資産の投資上限の適用を受けない商品であっても、元本保証型ではない点に注意すべきだと助言する。債券混合型ETFでも、株式部分が少数銘柄や特定業種に偏れば、価格変動リスクは小さくないという。組み入れ株式の比率や銘柄集中度、損失の可能性を確認したうえで、自身のリスク許容度に応じて投資すべきだとしている。

チョン・ソンイン元弘益大学経済学部教授は「リスク資産の投資上限が適用されない債券混合型商品であっても、投資家がそれを元本保証型に近い完全な安全商品として受け止めるべきではない」と指摘した。そのうえで「サムスン電子とSKハイニックスが大型株だとしても、足元では変動性が大きく高まっている。資産の半分をこの2銘柄に投じる商品を、実質的に安全だとみなすのは無理がある」と語った。

キム・ヨンジ 韓経ドットコム記者 kongzi@hankyung.com

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