7月のウォン相場、対ドルで8.81%上昇 2009年3月以来の大幅高
概要
- 7月の1カ月間にドルに対するウォンの価値が8.81%上昇し、2009年3月以来で最も高い月間上昇率を記録した。
- ウォン高の背景には、ドル需給の改善、SKハイニックスの米国預託証券(ADR)発行資金、輸出企業のドル売り、為替当局の市場介入が影響したと分析された。
- 市場では年内に為替相場が1400ウォンを下回る可能性があるとの見通しが出る一方、Fedの利上げ、韓国株式市場の調整、米国株投資の拡大などが相場を再び押し上げる可能性もあると指摘された。
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7月の1カ月間に、ウォンの対ドル相場は8.81%上昇した。月間の上昇率としては2009年3月以来の大きさとなった。
ソウル外国為替市場で7月31日午後3時30分時点に取引されたドル相場は、1ドル=1424ウォンだった。6月末の1549.4ウォンに比べて125.4ウォン(8.81%)下落した。月間の下落幅としては、世界金融危機で為替変動が大きく広がった2009年3月に150.5ウォン下げて以来の大きさだった。
相場は7月1日の取引時間中に1559.2ウォンまで上昇し、1560ウォン線に迫った。その2日後に流れが反転し、1日で30ウォン超下げて1500ウォン台前半まで水準を切り下げた。
その後の7月は、ドル相場の下落が連日続いた。上昇したのは5営業日にとどまった。
とりわけ7月27日から7月31日までの5日間では42.6ウォン下げた。週間の下落幅としては、2022年11月7日から11月11日までに記録した100.8ウォン以来、約3年8カ月ぶりの大きさだった。
7月30日の取引時間中には1ドル=1418.0ウォンを付ける場面もあった。2025年10月20日以来、9カ月ぶりの安値だった。その後は下げ幅を一部戻し、7月31日は1435.5ウォンで取引を終えた。
ウォン高の背景には、ドル需給の改善があったとみられる。海外投資家による株式のリバランスの影響が薄れたうえ、SKハイニックスの米国預託証券(ADR)発行資金や輸出企業のドル売りも出た。韓国、米国、日本の為替当局による市場介入もウォン高を支えたと分析されている。
もっとも、相場下落を受けて個人のドルの押し目買い需要は強まった。7月に韓国の5大市中銀行で個人顧客がウォンをドルに両替した金額は2億8500万ドル(約451億円)だった。前月6月の両替額は1億6400万ドル(約260億円)で、7月は1カ月で約74%増えた。
市場では、年内にドル相場が1400ウォンを下回る可能性があるとの見方が出ている。ウォン安要因とされてきたドル需給が改善し、韓国銀行の政策金利引き上げで米韓の金利差も縮小しているためだ。
一方で、米連邦準備理事会(Fed)の利上げや韓国株式相場の調整に伴う個人投資家の米国株投資拡大が、再びドル相場を押し上げる可能性もあると専門家は指摘した。
ハン・ギョンウ 韓経ドットコム(Hankyung.com)記者 case@hankyung.com
Korea Economic Daily
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