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コールドウォレットでも流出、シード生成欠陥悪用で1082ビットコイン盗難

出典
Uk Jin

期間別予測トレンドレポート

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写真:Shutterstock
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インターネットに接続しないコールドウォレットが被害を受ける異例のハッキング事件が起きた。

8月1日にコインデスクが報じた。ギャラクシーリサーチ(Galaxy Research)はX(旧ツイッター)への7月30日の投稿で、約40分の間に計1196件のコールドカードのウォレットから1082ビットコイン(BTC)が盗まれたと明らかにした。

ギャラクシーリサーチによると、今回の攻撃は取引所への侵入やフィッシングのようにウォレット自体を狙ったものではなかった。脆弱なシード生成プロセスを悪用し、秘密鍵を割り出す手法で実行された。

シードフレーズは、ウォレット内のすべてのアドレスと秘密鍵を生成する暗号だ。通常のハードウエアウォレットでは専用の乱数生成器を使って予測不可能なシードを作るが、問題のあったファームウエアでは設定ミスにより特定のシードフレーズが生成されていた。

攻撃者はこの欠陥を利用し、候補となるシードを自前の設備で生成したうえで、そのシードから作られるビットコインのアドレスをブロックチェーンと照合し、資金のあるウォレットを探し当てた。この過程はすべて攻撃者側の設備で完結しており、被害者のウォレットがインターネットに接続されたり、物理的に奪われたりする必要はなかった。

ギャラクシーリサーチは、今回の攻撃は特定の利用者を狙ったものではなく、脆弱なシードを体系的に探索する大規模なスキャンだったと分析した。影響を受けたファームウエアを使っている利用者には、追加被害を防ぐため資産を新しいウォレットへ移すよう勧告した。

この事件を受け、ビットコインの投資家心理も急速に悪化している。オンチェーン分析会社サンティメント(Santiment)は8月1日、Xへの投稿で「コールドカードのファームウエア脆弱性がセルフカストディーへの信頼を揺るがし、ビットコイン市場のセンチメントが大きく悪化した」と指摘した。

サンティメントは、ビットコインに関する肯定的な意見は現在、否定的な意見1件に対して0.58件にとどまると説明した。そのうえで、これは今年に地政学的緊張が高まった局面や、FTX破綻、マウントゴックス崩壊など過去の大型悪材料が出た際を上回る強い恐怖心理を映す数値だと強調した。

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