Loading IndicatorLoading Indicator

クアルコム、9月にスマホ向けチップ値上げ 業績未達で時間外4.6%安

出典
Korea Economic Daily

期間別予測トレンドレポート

Loading IndicatorLoading Indicator

前四半期の調整後EPSは2.21ドル

半導体の製造コスト急増が重荷

9月からスマホ向けチップを値上げ

写真:Shutterstock
写真:Shutterstock

米半導体設計大手クアルコム(Qualcomm)は、メモリー価格の上昇に伴うコスト負担を受け、9月からチップ価格を引き上げる。主力のスマートフォン事業の採算悪化が続き、株価は時間外取引で4.6%下落した。

クアルコムは7月29日、2026会計年度第3四半期(4〜6月)の調整後1株利益(EPS)が2.21ドル(約361円)だったと発表した。市場予想の2.23ドルを下回った。一方、売上高は99億5000万ドル(約1兆6300億円)と、市場予想の96億7000万ドル(約1兆5800億円)を上回った。

同社はあわせて、第4四半期(7〜9月)の業績見通しも市場予想を下回る水準で示した。調整後EPSは2.05〜2.25ドル(約335〜368円)を見込み、市場予想の2.36ドル(約386円)を大きく下回る。売上高は97億〜105億ドル(約1兆5900億〜1兆7200億円)を見込む。

半導体の供給網全体でコスト上昇が進み、業績見通しが悪化した。クアルコムは「ウエハー製造や組み立て、試験、先端パッケージングなどで原価が上がっている」と説明した。これを受け、スマートフォンメーカー向けチップの価格を9月1日から一斉に引き上げる。

スマートフォン市場では需要鈍化が続く。クリスティアーノ・アモン最高経営責任者(CEO)は、低価格帯スマートフォンの値上がりで競争力が低下していると指摘した。プレミアム機の消費者でも、比較的安価な機種や前年モデルを選ぶ傾向が出ているという。

クアルコムは、アンドロイドスマートフォン向け売上高が今会計年度に約20%減少し、これに伴って1株利益が1.50ドル(約245円)押し下げられるとみている。アップル向け売上高の減少も想定より速いペースで進んでいる。アップルは最近、クアルコム製チップの採用を減らし、自社設計チップへの移行を加速している。アカシュ・パルキワラ最高財務責任者(CFO)は「iPhone 18シリーズ向けに供給する当社部品の比率は、従来見込んでいた20%を下回る」と述べた。こうした内容が嫌気され、株価は7月29日の通常取引終了後に4.6%下落した。クアルコム株はこの2カ月で約38%下げ、155.6ドルで取引されている。

クアルコムはスマートフォン事業への依存を減らし、自動車やスマートグラス、ロボットなどへの事業多角化を進める構えだ。スマートフォン以外の製品売上高の比率を、今年の24%から来年は全体の60%まで引き上げる方針である。最近は人工知能(AI)データセンター向けインフラ市場への参入も打ち出した。

ハン・ミョンヒョン記者 wise@hankyung.com

#半導体
Korea Economic Daily

Korea Economic Daily

hankyung@bloomingbit.ioThe Korea Economic Daily Global is a digital media where latest news on Korean companies, industries, and financial markets.

このニュース、どう思いますか?








PiCKニュース






ハッシュタグニュース