国際原油が一時5%急騰、中東の武力衝突再燃でWTIは83ドル突破
期間別予測トレンドレポート



国際原油相場は中東で武力衝突が再燃したことを受け、取引時間中に一時5%急騰した。イランによる米軍への奇襲攻撃の試みや、サウジアラビアの石油施設を狙ったドローン攻撃が相場を押し上げた。
7月28日にブルームバーグが報じたところによると、米国産標準油種のWTIは一時5%上昇し、1バレル83ドル(約1万3600円)を上回った。直近3営業日で14%急落した後、下げ幅の一部を取り戻した。北海ブレント先物は前日、1バレル84ドル台で取引を終えた。
米中央軍(CENTCOM)は、イラン革命防衛隊(IRGC)が中東に駐留する米軍を標的に複数の弾道ミサイルを発射したと明らかにした。CENTCOMはこれを「奇襲攻撃の試み」と位置づけ、発射されたミサイルはすべて迎撃したと説明した。
サウジアラビアの石油施設を狙った攻撃も続いた。イランの支援を受けるイラク民兵組織は2日連続で、サウジ東部の石油施設に向けてドローンを発射した。サウジ国防省はドローンを迎撃したと発表したが、施設被害の有無は明らかにしていない。
国際原油は7月、米国とイランの衝突再燃や、親イランのフーシ派によるサウジ港湾封鎖への威嚇を受けて急騰した。その後は緊張緩和を背景に上昇分の一部を失っていたが、ホルムズ海峡で原油輸送の制約が続くなかで軍事衝突が再び起き、供給不安が改めて意識された。
ホルムズ海峡を巡る交渉も難航している。イランは、海峡の通航路を自国とオマーンが半分ずつ管理する案では自国の要求を満たせないとの立場を示した。カゼム・ガリババディ外務次官は、海峡への進入航路全体と出航航路の一部をイランが管理すべきだと述べた。
米国の原油在庫も減少した。米石油協会(API)によると、先週の米原油在庫は330万バレル減り、主要な原油貯蔵拠点であるオクラホマ州クッシングの在庫も減少した。米政府の公式な原油在庫統計は7月30日に公表される予定だ。
Suehyeon Lee
shlee@bloomingbit.ioI'm reporter Suehyeon Lee, your Web3 Moderator.