米6月の財貿易赤字1015億ドル 輸入は5カ月ぶり減少
期間別予測トレンドレポート



米国の財貿易赤字は、輸入の減少を受けて6月も縮小した。ただ、赤字額はなお1000億ドルを上回った。
米商務省は7月28日、6月の財貿易赤字が前月比4.2%減の1015億ドル(約16兆6000億円)だったと発表した。エコノミスト予想は1000億ドルだった。
財の輸出は1.8%減の2047億ドル(約33兆5000億円)だった。産業財の輸出減が響き、減少額は38億ドル(約6220億円)となった。財の輸入は2.6%減の3062億ドル(約50兆1000億円)だった。人工知能(AI)投資の急増を背景に増加が続いてきた資本財輸入がやや減り、1月以来初めて減少に転じた。減少額は82億ドル(約1兆3400億円)だった。
ここ数カ月は、イラン戦争を受けて米国の石油製品への需要が増え、輸出が伸びていた。同時に、米企業がAI構築に必要な資材を確保するため輸入も増えており、貿易赤字は縮小傾向を示していた。
原油や石油製品を含む産業財の輸出は、6月に4.4%減少した。この分類には、過去1年の輸出変動に大きな影響を与えてきた非貨幣用金も含まれる。一方、変動の大きい消費財と自動車の輸出は持ち直した。
一方、コンピューターや周辺機器、半導体、通信設備などを含む資本財輸入は9月以来初めて減少した。それでも前年同月比では37.4%増の水準を維持した。消費財輸入も減少した。
米国は7月30日に4〜6月期の国内総生産(GDP)成長率の暫定値を公表する予定だ。ロイター通信がまとめたエコノミスト調査では、4〜6月期の成長率は年率2.1%と、1〜3月期と同水準になると見込まれている。
貿易は2四半期連続でGDPの押し下げ要因となった。ただ、貿易赤字に影響したAI投資に伴う企業の設備支出は、4〜6月期も米経済の主な成長のけん引役だったとみられる。
キム・ジョンア客員記者 kja@hankyung.com
Korea Economic Daily
hankyung@bloomingbit.ioThe Korea Economic Daily Global is a digital media where latest news on Korean companies, industries, and financial markets.