シタデル証券、FRBの今週0.25ポイント利上げ予想 市場織り込みと食い違い
期間別予測トレンドレポート



シタデル証券は、米連邦準備理事会(FRB)が今週、政策金利を引き上げると予想している。
ブルームバーグが7月27日に報じた。シタデル証券のマクロ戦略責任者フランク・フライト氏は、FRBが週内の水曜日に政策金利を0.25ポイント引き上げるとの見方を示した。今回の利上げについて、ケビン・ウォーシュFRB議長の物価安定への姿勢を強めるとともに、金融政策決定を巡るFRBの独立性を際立たせる可能性があると分析した。
フライト氏は、市場がFRBのタカ派転換の度合いを改めて過小評価している可能性があると指摘した。今週利上げに踏み切れば、FRBが政策判断を事前に示してきたフォワードガイダンスの時代に事実上の終止符を打つ契機になりうるという。
金利スワップ市場では、今回の会合で0.25ポイントの利上げが実施される確率を約40%織り込んでいる。一方、9月までに1回の利上げがある可能性は、ほぼ完全に価格へ反映されている。
シタデル証券は、9月まで待つより今回の会合で利上げする方が市場への影響は大きいとみている。想定より早い利上げによって、FRBのインフレ対応を巡る市場の見方が変わる可能性があるためだ。企業の価格設定や労働者の賃上げ要求にも影響し、今後必要となる引き締めの規模を抑えられると説明した。
足元では雇用と物価の指標が鈍化し、7月の利上げ観測は弱まった。ただ、フライト氏はインフレリスクがなお高く、労働市場も安定しているとして、最近の指標だけで利上げの可能性を低く見積もるべきではないと述べた。
中東発のエネルギー価格上昇も、利上げの可能性を高める要因に挙げた。米国がイランに対する日々の空爆を停止したことで国際原油価格は下落したが、イランとの対立や紅海を巡る供給不安を背景に、原油価格は7月に入ってもなお約20%高い水準にある。フライト氏は、最近のエネルギー価格上昇がFRBの利上げ判断に影響する可能性があると付け加えた。
Suehyeon Lee
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