外国人のリバランス一服、ウォン相場は1460ウォン台に上昇
期間別予測トレンドレポート


予想上回る4〜6月成長率も影響
「戦争などでも下落基調続く見通し」

1550ウォン台まで進んでいたウォン安・ドル高が、約2カ月半ぶりに1460ウォン台まで戻した。外国人投資家による韓国株の資産再配分(リバランス)が一服したうえ、4〜6月期の経済成長率が市場予想を大きく上回ったことが背景にある。SKハイニックスの米国預託証券(ADR)の調達資金や、輸出企業のネゴ(ドル売り)も継続的に市場に流入し、ウォン相場を支えている。
7月23日午後3時30分のソウル外国為替市場で、ウォン相場は前日比13.3ウォン(0.78%)ウォン高・ドル安の1ドル=1466.80ウォンで取引された。売買基準レートで1460ウォン台を付けたのは、5月7日の1454ウォン以来、約2カ月半ぶり。ウォン相場は7月2日に1555.8ウォンまで下落した後、7月14日に1493ウォンと1500ウォンを下回り、そこから6営業日で26.7ウォン上昇した。

5月以降のウォン安を招いた主因とされてきた外国人の売り越しが一服し、ウォン相場を押し上げた。外国人投資家は7月23日、韓国株を2兆2846億ウォン(約2510億円)買い越した。直近4営業日の買越額は計5兆4734億ウォン(約6020億円)に達した。韓国銀行のシン・ヒョンソン総裁も7月9日の国会財政経済企画委員会の全体会議で「外国人が韓国株の保有比率を引き下げる過程は、後半に入ればやや落ち着くと考える」と述べた。
市場予想を大きく上回った4〜6月期の国内総生産(GDP)も、ウォン高要因に挙がった。7月23日に発表された4〜6月期の実質GDP成長率は0.6%と、韓国銀行が5月に示した予想値の0.2%の3倍に達した。ウリ金融経済研究所のクォン・ヨンソン本部長は「成長率のサプライズで韓国銀行による追加利上げの条件が整い、韓米金利差がさらに縮小するとの期待が広がった」と分析した。そのうえで「中東戦争など短期的な変数があっても、基調としては下落が続く」との見通しを示した。
チョン・ヨンヒョ 韓国経済新聞記者 hugh@hankyung.com
Korea Economic Daily
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