ギャラクシーデジタル、35億ドルのジャンク債発行へ 米AIデータセンター投資で
JOON HYOUNG LEE
概要
- ギャラクシーデジタルが、35億ドル規模の投機的格付け債発行を通じて、ヘリオスデータセンターの建設資金を調達すると報じられた。
- この債券は利回り約9%を提示し、5年債の元本を年4%返済する仕組みを採る。初回返済はデータセンター完成の10カ月後に始まる。
- ヘリオスデータセンターの主要テナントはコアウィーブで、15年の長期契約に基づき、年平均10億ドルを上回る売上高が見込まれる。ギャラクシーデジタルはAIインフラ事業者への転換を進めている。
期間別予測トレンドレポート



米暗号資産金融会社のギャラクシーデジタル(Galaxy Digital)が、人工知能(AI)データセンター事業の拡大に向け、35億ドル規模の投機的格付け債(ジャンク債)の発行を進めている。
ブルームバーグが7月22日に報じた。米テキサス州にあるヘリオスデータセンターの建設資金を確保するため、起債手続きに着手したという。
主幹事はモルガン・スタンレー(Morgan Stanley)とゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)。発行条件は7月23日に決まる見通しだ。投資家には利回り約9%を提示したとされる。
調達資金は、ヘリオスデータセンターの開発費の一部と、今後の元利払いに備える準備金の積み増しに充てる。起債主体となるギャラクシーデジタル子会社は、5年債の元本について毎年4%を返済する方針だ。初回の元本返済は、データセンター建設の完了から10カ月後に始まる。
ヘリオスデータセンターの主要テナントは、AIクラウド企業のコアウィーブ(CoreWeave)だ。コアウィーブは15年の長期契約で、同施設のコンピューティング容量を借り受ける。第1〜第3段階の賃貸契約で発生する年平均売上高は10億ドルを上回る見込みだ。
ギャラクシーデジタルは7月上旬、ヘリオスデータセンター第1段階の建設を終え、コアウィーブ向けに133メガワット(MW)の電力供給を始めた。260MW規模の第2段階施設は現在開発中で、2027年上半期から順次完成する予定だ。
同社は暗号資産中心だった事業領域をAIインフラへ広げている。AI企業にデータセンターを長期賃貸するインフラ事業者への転換を進めている。
JOON HYOUNG LEE
gilson@bloomingbit.ioCrypto Journalist based in Seoul