【分析】ビットコイン、6万6000ドル回復は好材料 内在変動性は低水準続く
Minseung Kang
概要
- ビットコイン(BTC)が 6万6000ドル台を回復 したのは好材料だが、オプション市場の 内在変動性 はなお低い水準にあると伝えた。
- ビットコインは年初に形成された 取引集中帯 に達しており、過去に 売り物 が積み上がった価格帯で一段高に進めるかを見極める必要があるとした。
- 年内に満期を迎えるオプションの 内在変動性(IV) はすべて 40% を下回っており、これは暗号資産オプション市場の新たな 安定状態 になり得ると説明した。
期間別予測トレンドレポート



ビットコイン(BTC)が6万6000ドル台を回復したのは好材料だが、オプション市場の内在変動性はなお低い水準にとどまっている。
グリークス・ライブ(Greeks.live)のアダム研究員は7月21日、X(旧ツイッター)で「ビットコインが6万6000ドルまで急反発したのは非常に前向きなシグナルだ」と述べた。足元では、直近2カ月近くで最も高い水準を付けたという。
一方で、ビットコインは年初に形成された取引集中帯に達したとも指摘した。短期的な反発基調は前向きに受け止められるものの、過去に売り物が積み上がった価格帯で一段高に進めるかを見極める必要がある。
オプション市場では、主要な満期ごとの内在変動性(IV)に大きな変化はみられていない。アダム研究員は、主要満期のIVはおおむね変わっておらず、年内に満期を迎えるオプションのIVはすべて40%を下回っていると説明した。
投資家が極端に低い変動性の環境に慣れつつあるとも分析した。さらに「今年、主要満期のIVが50%を上回ったのは、2月に最も厳しい下落局面があった時だけだ」とし、大半の期間は45%未満にとどまっていたと付け加えた。暗号資産オプション市場の新たな安定状態に入っている可能性があるという。
内在変動性は、オプション市場が織り込む先行きの価格変動幅を示す指標だ。低水準が続くのは、市場が大幅な値動きの可能性を小さく見ていることを意味する。一方で、強い方向感への賭けがなお限られていることも示している。
Minseung Kang
minriver@bloomingbit.ioBlockchain journalist | Writer of Trade Now & Altcoin Now, must-read content for investors.