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ウォン、G20通貨で対ドル上昇率首位 SKハイニックスADRが相場下支え

出典
Korea Economic Daily

期間別予測トレンドレポート

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「死の高為替トンネル」を抜けたのか

ハイニックスADR資金と韓国銀行の利上げで2カ月ぶりのウォン高水準

写真:Shutterstock
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ウォン相場が対ドルで2カ月ぶりに1470ウォン台まで上昇した。SKハイニックスの米国預託証券(ADR)発行に伴うドル供給に、外国人投資家の韓国株買い越しと韓国銀行の利上げが重なり、6月末に比べて70ウォンあまりウォン高・ドル安が進んだ。7月に入ってからのウォンは、主要20カ国・地域(G20)通貨のなかで対ドル上昇率が最も大きい。

7月20日のソウル外国為替市場で、ウォン相場は前営業日にあたる7月16日の終値(1ドル=1480.4ウォン)より2.0ウォン高い1478.4ウォンで取引を終えた。7月1日に取引時間中として1560ウォン台に迫った局面と比べると、20日間で5.2%のウォン高・ドル安となる。

祝日の7月17日も続いた為替取引では、午後3時30分時点の相場が1478.5ウォンだった。7月20日の終値はこれを0.1ウォン下回った。5月11日の1472.4ウォン以来、約2カ月ぶりのウォン高水準となった。6月末の1549.4ウォンと比べると71ウォン(4.58%)下落し、下落幅は2022年11月以来、約3年8カ月ぶりの大きさとなった。

G20通貨で比べても、ウォンの対ドル上昇幅が最も大きかった。7月20日午後3時40分時点で、ウォンの価値は6月末比で4.75%上昇した。2位は英ポンドの1.7%、3位は豪ドルの1.63%、4位はカナダドルの1.59%だった。ユーロは0.35%、スイスフランは0.24%上昇した。一方、台湾ドルは1.63%下落し、日本円も0.08%下落した。

ウォン高の背景には、SKハイニックスのADR上場がある。SKハイニックスがADR発行で調達した265億ドルをウォンに両替すれば、外国為替市場にドルが供給される効果がある。これに為替当局の強い口先介入も加わり、先行きのウォン高期待が広がった。

株式相場の調整で、外国人投資家が韓国株を買い越したことも相場を支えた。外国人投資家はKOSPI指数が急騰すると、資産配分を調整するため韓国株を売るリバランス(資産再配分)を進める。逆に株価が下がると買い戻す傾向がある。外国人投資家は直近1週間で2226億ウォン(約240億円)を純買い越し、4週間ぶりに買い越しへ転じた。7月20日も有価証券市場で5100億ウォン(約550億円)を純買い越した。

韓国銀行が7月16日に政策金利を年2.5%から年2.75%へ引き上げたことも、為替相場の下落を後押しした。米国との金利差は1.25ポイントから1ポイントへ縮小した。ウォン安要因とされてきた韓米の金利差が一部和らいだ。一方、米国では消費者物価上昇率が市場予想を下回り、7月末の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げされる可能性が小さくなった。

KB国民銀行のイ・ミンヒョク・エコノミストは、外国人の韓国株売買が純買いへ転じ、SKハイニックスのADR調達資金の流入も加わったことで、外国為替市場ではドル供給が需要を上回る需給環境が生じていると分析した。そのうえで、需給面の重荷が和らいだだけに、今後は韓米の成長率格差と両国中銀の金融政策の道筋が、中長期の為替水準を左右するとの見通しを示した。

さらにイ氏は、今週発表される韓国の4〜6月期の国内総生産(GDP)が市場予想を上回れば、米国に対する韓国の相対的な成長優位と、韓米の政策金利差縮小への期待が同時に強まり、ウォンのファンダメンタルズ再評価につながりうると語った。

カン・ギョンジュ 韓経ドットコム記者 qurasoha@hankyung.com

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