期間別予測トレンドレポート



韓国株式市場の総合株価指数KOSPIの値動きが、ビットコインを上回るほど荒くなっている。サムスン電子とSKハイニックスに集中した人工知能(AI)関連の投資熱に、レバレッジ型上場投資信託(ETF)の急増が重なったためだ。
ブルームバーグが7月20日に伝えたところによると、KOSPIの変動率は2026年に60%を超えた。日本の日経平均株価のほぼ2倍で、値動きの大きさで知られるビットコイン(BTC)も上回る。韓国取引所は2026年に入り7月中旬までに、売買を一時停止するサーキットブレーカーを7回発動した。2025年は一度もなく、2024年も1回にとどまった。
KOSPIの急騰・急落の中心にあるのはサムスン電子とSKハイニックスだ。両社はAIシステムに欠かせないメモリー半導体を供給し、業績を急拡大させている。AIブームで株価が押し上げられ、2銘柄のKOSPIに占める比率は50%を超えた。KOSPIが6月末に過去最高値を付けた日でさえ、構成銘柄831社のうち650社超は下落していた。
レバレッジETF市場の急膨張も変動率を高める主因になっている。ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)のストラテジストは6月末のリポートで、韓国の指数連動型と単一銘柄連動型のレバレッジETFに投じられた資産が、年初の50億ドルから400億ドル超へ急増したと分析した。あわせて、レバレッジETFが現在最も注視すべき中核リスクだと指摘した。これらETFと連動対象銘柄を合わせた1日当たり売買代金は、4兆ドル規模のKOSPI市場全体の70%超を占める。
韓国の個人投資家は2026年に入り、KOSPIに100兆ウォン(約10兆8000億円)超を投じた。一方、海外投資家は同じ期間にKOSPI銘柄を約1080億ドル分純売りし、このうちSKハイニックスだけで400億ドル超が流出した。
当局も火消しに動いた。韓国の金融当局は7月16日、単一銘柄のレバレッジ商品の新規上場を一時停止すると発表した。オールスプリング・グローバル・インベストメンツ(Allspring Global Investments)のポートフォリオマネジャー、ゲーリー・タン氏は、レバレッジが4〜6月期のメモリー株高の主な原動力だっただけに、相場の底打ちを判断するにはなお慎重であるべきだと語った。
YM Lee
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