ネイバー創業者がブルックフィールド訪問へ、AIファクトリー投資誘致が大詰め
概要
- ネイバー経営陣が世界的なオルタナティブ資産運用会社ブルックフィールドの本社を訪問し、AIファクトリー構築に向けた大規模投資と資金調達策を協議する可能性があると伝えられた。
- ブルックフィールドは、最大1000億ドル規模のAIインフラ投資ファンドを組成したオルタナティブ資産運用会社で、ネイバーのAIファクトリーに必要なデータセンターや電力設備向けの資金、投資ノウハウを補うと見込まれている。
- ネイバーはエヌビディアと大規模なAIファクトリー構築を進めており、2027年上半期に55メガワット規模の施設を稼働し、2029年に1ギガワット規模のAIファクトリーを建設する計画を明らかにした。
期間別予測トレンドレポート


ネイバー経営陣、カナダ本社を訪問
HD韓国造船海洋とクラウド協業も

ネイバーの李海珍(イ・ヘジン)取締役会議長と崔秀妍(チェ・スヨン)最高経営責任者(CEO)ら中核経営陣が、世界的なオルタナティブ資産運用会社ブルックフィールド(Brookfield)の本社を訪問することが分かった。ネイバーが進める人工知能(AI)ファクトリー構築に向け、大規模投資や資金調達策を協議する可能性がある。
7月20日に業界関係者が明らかにしたところによると、李議長、崔CEO、金熙哲(キム・ヒチョル)最高財務責任者(CFO)らは今週、カナダ・トロントにあるブルックフィールド本社を訪れる予定だ。李議長と崔CEOがブルックフィールドを訪問するのは初めてで、関連会社の役員も同行するという。創業者とCEO、財務責任者がそろって海外投資会社を訪れるのは異例だ。業界関係者は、AIファクトリーに必要な基盤整備の方策を探る場になるとみる。
AIファクトリーは、大規模な画像処理半導体(GPU)サーバーと超高速ネットワーク、電力・冷却設備を備えたAI専用施設を指す。AIモデルを学習させ、回答や画像、コードなどを生成する。広大な用地と大量の電力を要するため、大型投資家との協業が重要になる。
ブルックフィールドは運用資産1兆ドルのオルタナティブ資産運用会社で、株式や債券ではなく、不動産やインフラ、コモディティーなどに主に投資する。2025年にはエヌビディア(NVIDIA)とクウェート投資庁とともに、最大1000億ドル規模のAIインフラ投資ファンドを組成した。
ネイバーはエヌビディアと大規模なAIファクトリー構築を進めている。2027年上半期に55メガワット規模の施設を稼働し、2029年には1ギガワット規模のAIファクトリーを建設する計画を明らかにしている。
業界では、エヌビディアがGPUとサーバー技術を提供し、ブルックフィールドがデータセンターや電力設備に必要な資金と投資経験を補うと見込む。ネイバー関係者は今回の訪問について「確認できる内容はない」と述べた。
一方、ネイバーはAIファクトリーの産業現場への適用範囲も広げている。ネイバークラウドは7月20日、HD韓国造船海洋と造船業に特化したAI・クラウド環境を共同で構築すると発表した。
ユ・ジヒ記者 keephee@hankyung.com
Korea Economic Daily
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