【分析】ビットコインのレバレッジ過熱和らぐ、市場心理は中立圏
期間別予測トレンドレポート



オンチェーンデータでは、ビットコイン(BTC)の市場心理が中立から弱い強気局面に入りつつある可能性が示されている。
コインニエル(CoinNiel)は7月18日、クリプトクアントへの寄稿で、ビットコインのオンチェーンデータについて「現在の市場が中立から弱い強気局面に進む可能性を示している」と指摘した。先物市場のレバレッジ負担が和らぐなか、短期の売り圧力も限られているという。
主要取引所では7月18日、ビットコイン約204BTCが純流出した。コインニエルは2日連続の流出だとしつつ、2日間の累計純流出は約225BTCにとどまったと説明した。前向きなシグナルではあるものの、強い買い集め局面とみるにはなお規模が小さいとみている。
期間別の資金フローは方向感が分かれた。直近7日では取引所への純流入が約2196BTCだった一方、14日では約8197BTCの純流出となった。コインニエルは、市場に明確な方向性がないまま流動性が再調整される変動局面が続いていると分析した。
デリバティブ市場の指標にも触れた。ファンディングレートは0.00225と前日比52.8%低下し、直近7日平均の0.00520も大きく下回った。ロング(買い)ポジションがなお小幅に優勢だが、過度なレバレッジはかなり解消されたと付け加えた。
未決済建玉(OI)は約213億ドルと前日比0.24%増えた。ただ、7日前と14日前の水準はなお下回っている。新たなレバレッジが積極的に積み上がっているというより、限られたポジションの再参入が進んでいる局面と受け止めている。
そのうえで、現在のオンチェーンデータは中立から弱い強気のシナリオを約55%の水準で裏付けているとした。今後は、取引所からの純流出が拡大するかに加え、ファンディングレートの過熱を伴わずに未決済建玉が緩やかに増えるかが重要な焦点になるとみている。
JOON HYOUNG LEE
gilson@bloomingbit.ioCrypto Journalist based in Seoul