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ホルムズに続き紅海も揺らぐ 二大原油動脈が止まれば世界景気後退も

出典
Korea Economic Daily

概要

  • イランの ホルムズ海峡封鎖 に続き、紅海航路への脅威 も強まり、世界の原油供給網への打撃が懸念されると伝えた。
  • フーシ派とサウジアラビアの 武力衝突の激化 により、紅海を通航する船舶やサウジアラビアの 港湾と石油施設 が攻撃対象になる可能性があるとした。
  • ホルムズ海峡バブ・エル・マンデブ海峡 の通航支障が長期化した場合、世界経済の景気後退 につながりかねないと指摘した。

期間別予測トレンドレポート

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紅海の緊張高まり、原油市場に警戒感

写真:Shutterstock
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イランによるホルムズ海峡封鎖で原油輸出の混乱が続くなか、代替輸送路の役割を担ってきた紅海航路にも脅威が及んでいる。ホルムズ海峡とバブ・エル・マンデブ海峡が同時に寸断されれば、世界の原油供給網への打撃が景気後退に波及しかねないとの警告が出ている。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は7月17日、サウジアラビアがホルムズ海峡封鎖後に紅海経由の原油輸出を増やしたものの、イエメンのフーシ派との休戦体制が揺らぎ、迂回輸出ルートの安全も見通せなくなったと報じた。

サウジアラビアは東部油田で生産した原油を東西パイプラインで紅海沿岸のヤンブー港まで運び、そこからタンカーで輸出している。このルートを使い、日量約460万バレルの原油輸出を維持してきた。戦争前の日量730万バレルには届かないが、紅海経由の迂回で減少幅をかなり抑えた。

懸念材料は、紅海の玄関口であるバブ・エル・マンデブ海峡周辺を掌握するフーシ派とサウジアラビアの武力衝突が再び激化していることだ。双方は2022年以降、休戦体制を維持してきたが、最近は互いに空爆を加え緊張が高まっている。サウジアラビアとイエメン政府軍は7月13日、フーシ派が支配するサヌア国際空港を空爆した。これに対しフーシ派は、サウジ南部のアブハ国際空港を弾道ミサイルと自爆ドローンで攻撃した。

衝突が激しくなれば、フーシ派が紅海を通航する船舶への攻撃を再開したり、サウジアラビアの港湾や石油施設を標的にしたりする可能性がある。そうなれば、イランによるホルムズ海峡封鎖と重なり、中東の二大原油輸送路が同時に支障を来す。欧州連合(EU)のカヤ・カラス外交安全保障上級代表は、フーシ派のミサイル攻撃について、陸上の不安定化が海上に急速に広がりうることを示す警告だと評価した。

市場では、両海峡の機能まひが長引く事態や、サウジアラビアのパイプラインと港湾施設が大きな被害を受ける展開を最悪のシナリオとみている。現時点では各国が備蓄原油や商業在庫を放出して供給不足を補っているが、事態が長期化すれば対応余力は限界に達するおそれがある。

英国の経済分析会社キャピタル・エコノミクスは「ホルムズ海峡とバブ・エル・マンデブ海峡の通航支障が長期間続けば、世界経済は景気後退に陥りうる」と指摘した。

オ・セソン 韓経ドットコム記者 sesung@hankyung.com

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