「カジノ相場よりひどい」 サムスン電子・SKハイニックスが急落、KOSPIは6900割れ
期間別予測トレンドレポート



韓国総合株価指数(KOSPI)は7月16日、取引開始直後に5%超下落し、7000の大台を再び割り込んだ。韓国取引所は同日午前9時10分26秒、KOSPI市場でプログラム売買の売り注文を一時停止する「売りサイドカー」を発動した。KOSPIの売りサイドカー発動は7月13日以来、3営業日ぶり。今年に入って37回目となる。
韓国取引所は、KOSPI200先物のうち前営業日に最も売買高が多かった銘柄の価格が5%以上上下し、その状態が1分間続いた場合、プログラム売買の買い注文または売り注文の効力を5分間停止する。今回の売りサイドカー発動時、KOSPI200先物は前日終値比5.22%安の1104.40だった。
有価証券市場では、外国人が983億ウォン(約108億円)、機関投資家が1084億ウォン(約119億円)をそれぞれ売り越している。個人は2122億ウォン(約233億円)の買い越しとなっている。時価総額1位と2位のサムスン電子、SKハイニックスもそろって下落した。7月16日午前9時35分時点で、サムスン電子は前営業日比7.51%安の25万8500ウォン、SKハイニックスは10.04%安の187万3000ウォンで推移している。
このほか、SKスクエアが11.36%安、サムスン電機が9.34%安、現代自動車が1.50%安、サムスン生命が2.67%安と下げた。一方、LGエナジーソリューションは2.99%高、KB金融は1.16%高、サムスンバイオロジクスは0.51%高だった。同時刻のKOSDAQ指数は前営業日比19.70ポイント(2.38%)安の809.73を付けた。
7月16日朝方の急落は、人工知能(AI)インフラ投資の持続性を巡る懸念が強まったことが背景とみられる。モルガン・スタンレーのリポートは、電力料金の上昇や環境負担を理由に、データセンタープロジェクトの中止や遅延が広がっていると分析した。これまで浮上していたAIインフラ投資への懸念が具体性を帯び、投資家心理を大きく冷やした。
7月15日の米株式市場では、卸売物価の伸び鈍化と大型ハイテク株高を支えに主要3指数がそろって上昇して引けた。ダウ工業株30種平均は前日比150.37ドル(0.29%)高の5万2658.64ドルで終えた。S&P500種株価指数は28.81ポイント(0.38%)高の7572.40、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は162.22ポイント(0.62%)高の2万6269.23だった。
ただ、韓国株は米市場で半導体株を売って大型ハイテク株に資金を移す循環物色の影響を受けた。マイクロン・テクノロジーは8.02%下落し、インテルは4.43%安、AMDは3.46%安だった。ヴァンエック半導体ETFも1.6%下げた。SKハイニックスの米国預託証券(ADR)は9.00%安の1株176.46ドルで取引を終えた。
キム・ユミ氏(キウム証券研究員)は「ニューヨーク市場で半導体株が下げたぶん、韓国株でも前日に半導体株中心で上昇した分を一部戻す動きが出ている」と語った。そのうえで「このところ急騰していたAI・半導体株では利益確定売りが出る一方、アップル、アルファベット、アマゾンなど大型プラットフォーム企業に買いが移る循環物色相場が展開されるだろう」との見通しを示した。
カン・ギョンジュ 韓経ドットコム記者 qurasoha@hankyung.com
Korea Economic Daily
hankyung@bloomingbit.ioThe Korea Economic Daily Global is a digital media where latest news on Korean companies, industries, and financial markets.