ストライプとアドベント、530億ドルでペイパル共同買収を提案
概要
- ストライプとアドベント・インターナショナルが、約530億ドル規模でペイパルの共同買収を進めていると伝えられた。
- 買収提案価格は1株60.50ドルで、前日終値に対して約28%のプレミアムが上乗せされた。これを受け、プレマーケットでペイパル株は18%上昇した。
- ストライプなどは今回の買収に向け、銀行から約500億ドルの資金調達確約を得た。買収が実現すれば、ペイパル株を同等に共同保有することになる。
期間別予測トレンドレポート


決済サービス大手ストライプ(Stripe)と米投資ファンドのアドベント・インターナショナル(Advent International)が、インターネット決済大手ペイパル(PayPal)の共同買収を目指している。買収総額は530億ドルに上る。
ロイターが7月15日に独自に報じた。ストライプとアドベントはペイパル・ホールディングスに対し、1株60.50ドルで共同買収する提案書を提出した。7月14日の終値に約28%のプレミアムを上乗せした水準となる。
7月15日の米株式市場のプレマーケットでは、ペイパル(PYPL)株が18%上昇して取引されている。
関係者によると、今月上旬に提出した今回の提案にあたり、ストライプなどは銀行から約500億ドルの資金調達確約を取り付けた。
ストライプとアドベントは、ペイパル側からまだ回答を受け取っていない。
別の関係者によると、提案ではペイパルを分割せず、ストライプとアドベントが同等の持ち分を保有する共同保有の形を想定している。
1990年代後半に設立されたペイパルは、デジタル決済分野の草分けだった。ただ、消費者が代替的な決済手段を選ぶようになり、アップルペイやグーグルペイなどの競合もシェアを拡大しているため、競争は激しさを増している。
同社の時価総額は2021年に約3600億ドルでピークを付けたが、足元では約360億ドルまで落ち込んだ。過去12カ月でも40%以上減少した。
第1四半期の売上高は前年同期比7%増の83億5000万ドルだった。アナリスト予想平均の80億5000万ドルを上回った。為替変動の影響を除いた総決済額は約4640億ドルと、前年同期比8%増えた。
3月に就任したエンリケ・ロレス最高経営責任者(CEO)は、事業のスリム化と成長重視に向けた組織再編に着手した。
デジタル決済会社は、従来の電子商取引向け決済事業の伸びが鈍るなか、M&Aを通じて規模拡大を急いでいる。越境決済や企業間決済といった分野への進出も急いでいる。

キム・ジョンア客員記者
Korea Economic Daily
hankyung@bloomingbit.ioThe Korea Economic Daily Global is a digital media where latest news on Korean companies, industries, and financial markets.