奉仕活動で信用集め「空箱コイン」販売、409億ウォンのポンジ詐欺で7人送検
概要
- 偽の奉仕団体 'ブリリアンスチーム' を掲げ、被害者436人に AIXTコイン への投資を持ちかけ、計 409億ウォン をだまし取ったポンジ詐欺だったと明らかにした。
- 元本保証と '1000%以上の収益'、'海外大型取引所への上場' を餌に、市場性が全くない虚偽の 暗号資産 を自作 アプリ でのみ取引できるよう装っていたと伝えた。
- 警察は 他人名義口座5700口座余り を分析し、犯罪収益と確認した 暗号資産5億6000万ウォン を緊急凍結した。元本保証や高収益をうたう コイン投資 は詐欺を疑うべきだと呼びかけた。
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偽の奉仕団体を掲げて被害者の信用を得たうえで、投資価値のない、いわゆる「空箱コイン」への投資を持ちかけ、400億ウォン台(約44億円)をだまし取った一味を警察が摘発した。
韓国・京畿南部警察庁サイバー捜査課は7月15日、犯罪組織結成、詐欺、類似受信行為の規制に関する法律違反などの疑いで、首謀者の中国籍の50代の男A容疑者と韓国人組織員ら7人を逮捕送検したと明らかにした。
A容疑者らは2024年12月から2025年3月まで、自ら作った虚偽の暗号資産「AIXTコイン」に投資すれば元本を保証し、高収益も得られると偽り、被害者436人から計409億ウォン(約45億円)をだまし取った疑いがある。
一味は投資を勧誘する前に、「ブリリアンスチーム」と称する奉仕団体を組織した。
SNSで他人の写真を盗用して被害者と親しくなり、高齢者福祉施設での奉仕活動や山火事の被災地復旧活動などに参加して信用を築いた。そのうえで「1000%以上の収益を保証する」「海外の大型取引所への上場が予定されている」などとうたい、投資を勧めていた。
だが、AIXTコインは市場性が全くない虚偽のコインだった。自作のアプリ内でしか売買できないように見せかけていたことも分かった。
新たな出資金を既存の投資家への配当に回し、利益を得た投資家が周囲の知人を呼び込むよう誘導する典型的なポンジ詐欺(多段階金融詐欺)の手口で、犯行を拡大していた。
さらに全国に11の支部を設け、コイン専門講師を前面に出した投資説明会を開き、高齢層や資産家を集中的に勧誘した。海外取引所への上場日として告知した時期が近づくと、全国の支部を同時に閉鎖して潜伏した。
警察は2025年3月に情報を入手して捜査に着手した。容疑者らを出国禁止としたうえで、全国15カ所を家宅捜索し、A容疑者らを検挙した。
あわせて他人名義口座5700口座余りを分析し、犯罪収益と確認した暗号資産5億6000万ウォン(約6200万円)を緊急凍結した。
一味は警察の捜査が始まった後も、一部の被害者に「被害金を回復してやる」と持ちかけ、二次詐欺を試みていたことも確認された。
警察関係者は「元本保証や高収益を約束するコイン投資は、まず詐欺を疑うべきだ」と語ったうえで、「オープンチャットなどを通じて投資を勧めたり、私設の取引アプリのインストールを促したりする場合は、特に注意が必要だ」と呼びかけた。
水原=チョン・ジヌク記者
チョン・ジヌク記者 crocus@hankyung.com
Korea Economic Daily
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